手をつなぐ
日々のこと、好きなもののことなどツラツラ書きます。
2014→2015
- 2014/12/31 (Wed)
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もうすぐ2014年が終わる。
私が言葉を綴らなくなって久しい。
気持ちがあまり泳いで行かなくなったからかもしれない。
ふわふわゆらゆらしていたからなぁ。前は。
今はどうか。
うーん…
たぶん、色んな意味で落ち着いているんやろう。
たぶんね。
昔書いていたノートが出てきて少し目を通してみた。
私が迷い悩んでいた頃の記録。
今読んでも辛く悲しい気持ちが蘇ってくる。
でも、あの頃があったから今があるのは間違いなく。
だから読んでいて勇気づけられることも多かった。
今の仕事に就くまで、本当に何をしたらいいのかわからなくて
とにかく悶々としていた頃があった。
そのとき、本屋さんで偶然手にした『直感で生きる』という本。
自己啓発本なんて全くといっていいほど信用していないけれど、
この本は少し趣が違っていた。
自分の内面を見つめて、新しいことを始める勇気やヒントを与えてくれる本だった。
この本に書かれていたとおりに内省を繰り返してみた。
自分は何を求めていて、何から離れたいのか。
怖れているものは何か、果たしてそれは本当に恐るべきものなのか。
…
今ももちろんしんどさはあって、毎日がハッピーというわけではない。
自由を欲する気持ちや、どうにもならないイライラだってある。
でも、これは自分が望んで得た苦しみだから耐えられる。
ある意味、まっとうな苦しみの中に今はいる。
生きることが苦しいとは思うけれど、何のために生きているのかとは思わない。
前はよく考えていた。
なぜ生きるのか。何のために。
その問いについて答えるのは今も難しいし、たぶんこれからも無理だ。
ただ、思うのは、そんな問いはたぶん人生においてそれほど重要ではないんだろうということ。
人は宇宙の歴史からみたら本当にわずかで一瞬で、一人の人間の価値なんて
ほとんど無に等しいのだ。
どうやっても老いてくし、そう遠くない未来に死ぬ。
だからそんな問いは愚問だなと思う。
その問いを考えている時間が幸福ならば別だけど。
どんなときも苦しみは消えない。
だからこそ、苦しみをも味わいながら苦しみぬけたなら。
今は、その中で感じるふとした瞬間の感動や美しさが
ひときわ輝いてみえる。
そしてきっとこれは幸せなことなんだと。
幸せってあまりに漠然としていて掴めないけれど、
苦しみの無い幸せはきっとないと思うから。
自分の信じて進んだ道中にある苦しみの中で、
ふいに姿を現す幸せはとびきり大きいもので
その姿を見たくて、その瞬間を信じて、生きる。
そしてそれを信じられる今は、そのまま幸せの中にあるということなんやろうな。
昔書いた一節。
”ねー。
私は芸術家じゃない。
私は私。
どこまでも私。
でも、誰かのために何かしたいと思うよ。
普通に生きたい。
人間らしく。
人間として。”
2015年はいろんなことが一気にまた変わっていく予感。
Happy Holidays!
May Your Brand-new Year
Be Filled With The Joys!
一歩。
- 2014/04/12 (Sat)
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二週目の頭に、二人の患者さんを担当することになった。
どうしたものかと右往左往してばかりやけど、先輩が二人ついてくれていて、
そのどちらもがとても優しい人で安心している。
先輩は二人とも、私と同じように、大学を出て別の仕事をしていてから
また学校に入って学んだ人。
知識も経験もあり、患者さんに向かう姿勢もとても丁寧で優しい。
学ぶところがたくさんある。
というか、先輩が教えてくれているのでなんとかやれている。
本当に、そんな感じ。
この業界、上下関係が明確で体育会系なところがあるけれど、
言語聴覚士の部門はふわっとした文化系な雰囲気で、ナチュラルな自分でいられる。
ありがたい。
入職し、本格的に仕事を始めてたった一週間やけど、
色々と見えてくるものがある。
人間関係、職場の暗黙の了解、求められている役割、etc…
これからもっと色んなことが見えてくるんやろうな。
実習で行っていた病院でも、一週目に見えたものと二週目に見えたものは
また違っていて、1か月いてまた見えてきたこともあったし。
前の職場でもしかり。
まぁでも大体は最初の印象を裏切らないというのは経験則としてあるかもしれない。
最初の職場では、職員の人たちの隙の無さに驚いたけど、
やっぱり5年を経てもこの印象は変わらなかったし。
実習で行った某病院は殺伐とした人間関係を初日に感じて、一か月を経て
それが職場のカラーなのだと理解した。
今の病院は職場の人たちの連帯感が半端なく強い。
休みの日も一緒にお花見に行ったり、仕事の後に飲みに行ったり。
先日はフットサルクラブの見学に行った。
私はフットサルなんてする予定もできる由もないけど、
とりあえず見学だけでもと誘われて。
みんなで車に相乗りして、夜のフットサルコートへ。
医師から事務員まで職種関係なく集まり、かなりストイックにプレーしている。
なかなかすごかった。
他にもいくつかクラブがあるらしい。
更衣室では百人一首クラブの部員募集の貼り紙を見つけた。
まぁ、いいところばかりではなく、これはちょっと大変そうやなという一面も
既に見つかっている。
けど、なんとかやっていけそうかなと思う。
何より、患者さんと関係を作って関わっていけることが楽しいし嬉しい。
これもうまくいくことばかりではないけれど。
この週末は勉強をする。
今週の振り返りをして、来週の準備を。
訓練プログラムを考える。
うろ覚えのことのおさらいもしとかないと。
本当にこの仕事、勉強が好きじゃないとやれないな。笑
頑張ろう。
雨上がりに出てた虹。
漕ぐように
- 2014/03/26 (Wed)
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何も書く気にならず今に至るという…。
謝恩会が終わってから、身体の中の芯が抜け落ちたみたいに
ふにゃふにゃになった。
改めて、あまりに忙しく駆け抜けた二年間だった。
・・
前に会った友人らに、「憑き物がとれたみたいな顔してる」
「イイ感じやん」と言われた。
そんなに鬼気迫ってたのか私は、と。
実際、今の暮らしのなかで、かつて聴いていた音楽を流してみたら
テンションにそぐわないのか、どこかしら妙な感じがして落ち着かない。
結局、ジャズの軽快なやつをずっと聴いている。
でも、たぶん、これからまた勉強勉強の生活が再開される。
たぶんというか、ほぼ、間違いなく。
まあでもそれも少し楽しみではある。
いつも何もないところから始めてきたのだ。
センター試験の世界史を独学したことにさかのぼるのかな。
本屋で山川の教科書買ってきて、一人で読んで、
わからないなぁと思いながらもとにかく覚えたこと。
思えばあのときに独学というものを身に着けたような気がする。
就職してからはひたすら大量の仕事を回して回して。
「お前がやらないと誰もやる人いないから」っていう上司からのプレッシャーの中で
猛スピードで働いた。
いつの間にか何種類もの仕事を同時進行で進める術を身につけて
上司をあてにせずともいいようになっていって…。
あの頃に習得した、”効率良く”、”無駄を省く”というやり方。
限られた時間のなかで日誌書いたりテスト勉強したりする上では
かなり役立った気がする。
もう何度も書いてる気がするけど、本当に今となっては前の職場で
働けたことを感謝している。
以下、前に書いた記事からの引用(以下2012年8月の日記より)。
今も本当に同じ気持ちだ。
”
入職二年目にして機関誌の編集の仕事を任せられ、そこで人とのやり取りの
難しさを身を持って学んだ。
組織の諸先輩方に記事の執筆を依頼し、その記事を締切までに集め、
書かれた内容を修正するという作業。
大体、新人がすべき仕事ではないと思う。
執筆を依頼しておいて、記事の提出が遅いと早く出せと督促、
挙句、修正して返すんやから。
何をやっても生意気だと思われた。
何回も怒鳴られたし、呼びつけられて文句言われたし、
忙しいから書かないと言われ涙を飲んだことも無数にあった。
印刷会社のデザイナーからも原稿の提出が遅いと毎回どやされて、
びくびくしながらのやり取りやったし。
締切の前日に「書けない」と言われ、家に原稿持ち帰って必死で代筆したことも
幾度となくあった。
毎日ストレス溜りまくりで、理不尽な目にもたくさんあって、大嫌いな仕事やったけど、
今は感謝しかない。
あの仕事を24歳の私にさせてくれたこと。
そのことに感謝だ。
どれだけのことを学んだことか。
我慢する力、相手を見てちょうどイイ塩梅で交渉を進める力、空気を読む力、
へこたれない力、持久力、根性。
若いころの苦労は買ってでもしろとはよく言ったもので、
あの職場での経験は、本当にすべてが今の私の財産になっていると思う。”
・・
あのときとこの二年間を単純に比べることはできないけれど、
でも、あれがあったから今回もやれたところが大きかったような気がする。
そして、その頃から今まで、私が心を失わずにいられるのも
出会ってきたたくさんの人たちの支えがあってこそ。
人としての温かい部分をたくさん見せてもらった気がする。
そうそう、謝恩会も大成功に終わった。
みんなの優しい部分が前面に出た素晴らしい会で。
みんな、涙、涙で、先生たちもすごく喜んでくださって。
良かった。
本当に。
これからはというかこれからも、頑張るときは頑張って
でも、無理しない。
のんびりゆったり湖の上を漕ぐみたいに。
少しずつでも着実に。
そうやってやっていけたらと思う。
続・楽しい時間。
- 2014/03/01 (Sat)
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謝恩会のBGM作りでi Tunesをいじっていて、
なにげに再生回数のトップ25を見てみたら、25曲中24曲がクラシックやった。
それも17位までを映画『アマデウス』のサントラの曲が占めていて、
いずれも再生回数500回以上。
モーツァルトの曲は集中効果がある気がして、
机に向かうときは大抵これを流していた。
とはいえ、サントラのラスト5曲くらいはレクイエム。
レクイエム=死者の安息を願う曲。
ひたすらに静かでひたすらに暗い曲調が続く。
それを500回以上も私は聴いたのかぁ…と、夜中にひとり、なんとなくしみじみ…
(聴いてた渦中は特に何も感じてなかったけど)。
BGM作業で久しぶりに、昔よく聴いていたCDを引っ張り出してたくさん聴いた。
私の場合は聴いている音楽がそのときどきの興味関心や精神状態を如実に表わすせいか、
収納ケースの中は、ロック、ジャズ、クラシック、ボサノバ、民族音楽…
その他何のジャンルになるのかもわからないようなやつまで、
数は多くないけど、統一感のないラインナップになっている。
今では信じられない気もするけれど、Radioheadばっか聴いてた頃もあったのだ。
(毎朝、”Just”を聴いて出勤してたなぁ・・・。なんて退廃的な・・・。
別にそれが悪いわけじゃ決してないと思うけど・・・。)
謝恩会では先生たち世代の曲で、且つ、若い世代も
CMなどで聴いたことがあるような曲・・・Billy JoelのPiano Manや、
キャロルキングのYou've Got A Friendとかもなにげに流す予定にしている。
あと、花束贈呈でカーペンターズのあの曲とか・・・。
こうしてつらつら書いている今はFrank Collet Trioの『MUSIC FROM THE MOVIES』
というアルバムを聴いている。
このアルバムはピアノが軽やかでありながら薄くなくて
ひたすらに気持ちがいい。
エンドレスでずっとこればっか聴いててもいけるくらい。
これは会の開始後まもなくから、まだみんなお酒も回ってなくて
ちょっと緊張感があるくらいの頃合いにかけようかと。
これからこういう良質のジャズをどんどん発掘していくのもいいな。
忙しいときほどいい音楽を聴いて過ごそう。
Frank Collet Trio/A Gal in Calico
http://www.youtube.com/watch?v=gudRvefzI9E