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日々のこと、好きなもののことなどツラツラ書きます。

カテゴリー「旅」の記事一覧

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雪の旅路(余談。)

びっくりした。
旅の行程が少しずれてたら巻き込まれてた。
以下、ニュースから抜粋。
「記録的な大雪の影響で、福井県では30日夜からJR北陸線で特急列車が立ち往生し、
乗客が車内などで一夜を明かした。」

私と谷川さんはつくづく晴れ女だ。
キエフに行ったときもそう。
旅立つ直前まで東欧諸国は記録的な寒波が
ニュースになっていた。
ドキドキしながら旅した大地は
初日こそ-18やったものの、その後は-6から2の間。
慣れればなんとかなる寒さだった。
冬の知床を旅したときも、そう。
前日まで屋根が吹き飛ぶほどの大嵐。
私たちが着いたときにはすっきりと晴れていた。

たまたま重なる幸運に感謝しよう。
そしてこんなに寒かったり暑かったりするのは、
何かが明らかにおかしい。


・・


能登への旅はサンダーバードで3時間半ほど。
ニュースを見たあとに思い返すと、
行きも帰りも申し訳ないほどにのんびりとしていた。
気持ちの赴くままに、車窓の外を眺めたり、本を読んだり、眠ったり。
谷川さんは分厚い小説を、私は『子どもと昔話』の最新号を読んでいた。
この季刊誌の発刊を私は毎度楽しみにしていて。
私の大好きな小沢健二「うさぎ!」の連載もあるし、
いくつか紹介されている昔話もおもしろい。
なんとなく、流星ビバップを聴いてみたりもした。

昔話は示唆に満ちていて、
言葉の並びのおもしろいものが多い。
小説のように入り組んだ物語もおもしろいけれど、
シンプルな中に意味を探していくのもまた、おもしろい。
実は単純に見えるものこそ複雑で、
複雑に見えるものは案外簡単なのかも知れない、とか。
相反するように見えるもの同士は実は共存しているものなのかも、とか。
何も無い、と、有り余るほどある、は同じかも知れない、とか。
勝手な発想と想像がどんどん膨らんでく。
素敵な雑誌と出会えて良かった

 
 
・・
薫る風を切って公園を通る 汗をかき春の土を踏む
僕たちが居た場所は 遠い遠い光の彼方に
そうしていつか全ては優しさの中へ消えてゆくんだね
 
流れ星静かに消える場所 僕らは思いを凝らす
流れ星静かに消える場所 僕らは思いを凝らす
目に見える全てが優しさと はるかな君に伝えて

(小沢健二「流星ビバップ」より)



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途中の駅(どこやったか忘れちゃった)

車窓から。
このとき、外は明るかったのにな・・・。












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雪の旅路

旅のはなし。

石川県能登半島の和倉温泉~金沢市内をめぐってきました。
12月末に同居人の谷川さんから、
旅行しようよ!と言われ、「はーい!」と即答。
そのまま当日を迎えた。
大体どこ行くときもそうなんやけども
あんまり気構えずに行ってしまう。
私にとっては、十三の映画館に行くのも、
能登半島も、札幌も、東京行くのも同じ感じ。
ぶらっと出掛ける。
そういうのが好き。
むしろ過剰な準備は旅の楽しみを半減させるとすら思っている。
(・・単に面倒くさがりなだけという説もあり!)

一面の雪景色。
地元の人が「こんなに降るの久しぶりよ」と言っていた。
大粒の雪が降り積もる中で歩いた兼六園。
室生犀星記念館と21世紀美術館にも行った。



雪を踏みしめて歩いた。
足がずぼっと雪の中にはまり込んでは
なかなか思うように進めない。
容赦なく視界をさえぎる吹雪に
久しぶりに指先が凍りつくという経験をした。
ああ、私は大阪にいたとき、「寒い」って言葉を
あまりに簡単に口にしてたな、と思った。
自然のもつ力というものを痛いほど感じることができた。



写真を少し。
携帯と、デジカメでも撮った。
今日は携帯の写真を。



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旅館の窓から見えた景色

空と海の境目がわからなくなってた











2d914f27.jpeg









日本三名園
兼六園。

木々がとにかく美しかった。









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谷川さんと兼六園












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室生犀星ゆかりの川
犀川(さいがわ)。



映画の一場面みたい














冬の街

ツイッター、ホントやってる人増えましたね。
私って、携帯を持ち始めたんめっちゃ遅くて
mixiをやり始めたのもめっちゃ遅くて
そしてそのいずれもあまりうまくは対応できていないので(笑)、
ツイッターはとりあえず見るだけでいいかなぁと思ってます。今のところは。

そもそも、電子媒体上の文字のやり取りがあんまり得意じゃない。
ブログは言いっぱなしやから書けるけど・・・。
人間関係、やっぱり会って話すのが一番誤解がないし、
その方が面倒くさくないなぁって。
別に何も話さなくても傍にいるだけでもいいと思うのですね。
なので親しくなりたい人には私、会いましょうと約束を取り付けます。
その辺、アナログってか保守的かも。私は。

・・

しかしめっきり寒くなってしまったな。
このところ、ウクライナの街、キエフでの日々をよく思い出す。
2010年、年明け早々に行った街。

キエフは雪が降り積もっていて
教会があって、歌劇場があって、サーカス場があった。
ボーリング場やカラオケなんかは無くて、
恋人たちが寄り添うように歩いていた。
どのカップルも本当に親密そうに見えた。
と言っても、過剰にベタベタするわけではなく、ただ寄り添っているだけ。
でもすごく親密な、目に見えない絶対的な何かで結ばれているような、
そんな二人だけの空気を作り出しているように見えた。

私と谷川さんは娯楽の少ないあの街で
夜は特に何をするでもなく過ごした。
私は寝る前、ノートに長々と日記を書いていた。
インターネットはあまり普及していなくて、ホテルに一台しかないパソコンも
使い方がよくわからなかった。
でもあのとき、そもそも、そんなのはどうでもいいと思っていた。
すっかり忘れてしまっていた。

キエフの恋人たちの親密さの理由をあれこれ想像してみて
日記を書いた。
一応、結論は、娯楽が少ないこと。そして寒いこと。
冬のキエフで二人で楽しめることといえば
一緒に料理作ったりとか同じ部屋で本を読んだりとか
話したりとか、そんなんかなぁって。
なんせ外は寒いから。
それに物も少ないから、買い物に集中することもないし。
そういうのが二人の距離をぐっと縮めるのかなぁと、
そんなことを思ったりした。
あ、でも時々、オペラは観にいくのかな。
400円くらいで観れる大衆文化としてのオペラ。
みんな嬉しそうな顔で観に来てたなぁ。
・・あとは敬虔な祈り。

私に信仰はないけれど、キエフの人びとの信仰の姿には
圧倒されるものがあった。
ロウソクに火を灯し、イコンにそっと口づけをする。
あのときの空気の張り詰めた感じ。
描かれた聖人の絵になんともうやうやしく、
時には涙を流しながらキスをする人たち。
その姿を見ながら私は、
ああ、"敬虔"というのはこういうことを言うんだと、
あの難しい漢字の意味をやっと理解したような気がした。
美しいイコン。
もう一度、見てみたい。ずっと見ていたい光景。

・・

寒くて死にかけたけど、いつかまた行ってみたい。
あの街のあの空気。
別に優しくはないけれど、でも信じれる何か。
あの街にあったもの。


はぁ・・・。


冬の知床、また行きたいなぁ。
能登半島でもいいな。
冬景色が見たくてうずうずする!!(寒くて死にかけるくせに!!!)



5977b4fc.jpeg





キエフ。

正確な発音は
「キーウ」らしい。











写真旅記録4 都市

明日のお弁当用のお米を炊かないと、とか
TSUTAYAで借りたDVDが明日までやわ、とか
色々。
現実は容赦ない。

窓から流れてくる風が冷たい。

・・

旅の記録も終盤。

唐津では道行く人に助けてもらった。
駅までの道のりがわからなくて尋ねたら、
ニッコリ笑って「一緒に行きましょう」と言ってくれた人。
歳は40代後半くらいかな。
女性。
化粧っけのない笑顔が素敵やった。
その人、自転車に乗って走ってたのに、
わざわざ降りて15分くらい一緒に歩いてくれた。
昔、八尾に住んでたときがあったらしい。
「大阪、懐かしいな」と言って目を細めてた。
その様は笑顔と同じくらい素敵やなと思った。

どうでもいい話かもしれないけど、
人がふいに目を細めたりとか、
ふっと視線を落としたりする瞬間ってなんかいいと思いませんか?
私、好きなんです、実は。
(ホンマにどうでもいい話やな。笑)

・・

博多は大阪を少し小さくしたみたいな感じで・・・。
なんか大型ショッピングセンターとかがいっぱいあった。
都市に住む私と谷川さんは残念ながらあまりそういうのには興味を持てず、
唐津を出て、夕方頃に博多に着いてからは
とりあえずホテルへと向かい、そのまま2時間くらい寝た。
しかも私、うつぶせで。
谷川さんは起きてたのに・・・。

・・私、父から付けられたあだ名があって。
「眠り姫」と「のほほん姉さん」。笑
たまにそう呼ばれる。
マイペースで呑気やからって。

わ・・またなんかどうでもいい話をしたような。
今日はよく話が逸れる。w
眠くて何が重要でそうでないのかがよくわからなくなってきた。



写真を。




眠りから覚めてからは夜の博多の街をぶらぶら。
屋台発見。
0964b79b.jpeg

















黒ラーメンという名のラーメンを食べた。
46265900.jpeg
















中洲という歓楽街は大阪の新地と雰囲気が少し似ている気がした。
これだけの胡蝶蘭がデーンと並ぶ花屋ってそうそう無い。89255628.jpeg思わず撮影。

















翌日の朝から向かった太宰府。
私と谷川さんが旅するとき、雨が降ることってほとんどない。d34bf207.jpeg晴れ女二人組。
























同じく太宰府。
人が多かった~
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