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手をつなぐ

日々のこと、好きなもののことなどツラツラ書きます。

漕ぐように

なんか、いろんなことがあったんやけど、
何も書く気にならず今に至るという…。
謝恩会が終わってから、身体の中の芯が抜け落ちたみたいに
ふにゃふにゃになった。

改めて、あまりに忙しく駆け抜けた二年間だった。

・・

前に会った友人らに、「憑き物がとれたみたいな顔してる」
「イイ感じやん」と言われた。
そんなに鬼気迫ってたのか私は、と。
実際、今の暮らしのなかで、かつて聴いていた音楽を流してみたら
テンションにそぐわないのか、どこかしら妙な感じがして落ち着かない。
結局、ジャズの軽快なやつをずっと聴いている。

でも、たぶん、これからまた勉強勉強の生活が再開される。
たぶんというか、ほぼ、間違いなく。
まあでもそれも少し楽しみではある。
いつも何もないところから始めてきたのだ。

センター試験の世界史を独学したことにさかのぼるのかな。
本屋で山川の教科書買ってきて、一人で読んで、
わからないなぁと思いながらもとにかく覚えたこと。
思えばあのときに独学というものを身に着けたような気がする。
就職してからはひたすら大量の仕事を回して回して。
「お前がやらないと誰もやる人いないから」っていう上司からのプレッシャーの中で
猛スピードで働いた。
いつの間にか何種類もの仕事を同時進行で進める術を身につけて
上司をあてにせずともいいようになっていって…。
あの頃に習得した、”効率良く”、”無駄を省く”というやり方。
限られた時間のなかで日誌書いたりテスト勉強したりする上では
かなり役立った気がする。

もう何度も書いてる気がするけど、本当に今となっては前の職場で
働けたことを感謝している。
以下、前に書いた記事からの引用(以下2012年8月の日記より)。
今も本当に同じ気持ちだ。


入職二年目にして機関誌の編集の仕事を任せられ、そこで人とのやり取りの
難しさを身を持って学んだ。
組織の諸先輩方に記事の執筆を依頼し、その記事を締切までに集め、
書かれた内容を修正するという作業。
大体、新人がすべき仕事ではないと思う。
執筆を依頼しておいて、記事の提出が遅いと早く出せと督促、
挙句、修正して返すんやから。
何をやっても生意気だと思われた。
何回も怒鳴られたし、呼びつけられて文句言われたし、
忙しいから書かないと言われ涙を飲んだことも無数にあった。
印刷会社のデザイナーからも原稿の提出が遅いと毎回どやされて、
びくびくしながらのやり取りやったし。
締切の前日に「書けない」と言われ、家に原稿持ち帰って必死で代筆したことも
幾度となくあった。
毎日ストレス溜りまくりで、理不尽な目にもたくさんあって、大嫌いな仕事やったけど、
今は感謝しかない。
あの仕事を24歳の私にさせてくれたこと。
そのことに感謝だ。

どれだけのことを学んだことか。
我慢する力、相手を見てちょうどイイ塩梅で交渉を進める力、空気を読む力、
へこたれない力、持久力、根性。
若いころの苦労は買ってでもしろとはよく言ったもので、
あの職場での経験は、本当にすべてが今の私の財産になっていると思う。”

・・

あのときとこの二年間を単純に比べることはできないけれど、
でも、あれがあったから今回もやれたところが大きかったような気がする。
そして、その頃から今まで、私が心を失わずにいられるのも
出会ってきたたくさんの人たちの支えがあってこそ。
人としての温かい部分をたくさん見せてもらった気がする。

そうそう、謝恩会も大成功に終わった。
みんなの優しい部分が前面に出た素晴らしい会で。
みんな、涙、涙で、先生たちもすごく喜んでくださって。
良かった。
本当に。




これからはというかこれからも、頑張るときは頑張って
でも、無理しない。
のんびりゆったり湖の上を漕ぐみたいに。
少しずつでも着実に。
そうやってやっていけたらと思う。



 
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