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手をつなぐ

日々のこと、好きなもののことなどツラツラ書きます。

カテゴリー「日々のこと」の記事一覧

繰り返す日々

娘の風邪がやっと治ったと思ったら夫が風邪。
鼻水ずるずるに咳、微熱まで。
とりあえず上着を出して暖かい格好に。
生姜をすって大葉を小さくちぎったところにお湯を入れ、黒糖を溶かしこんだら即席薬膳ドリンク完成。
身体が確実に温まってそれでいて美味しい飲み物。
身体がカッカッするわぁと言って飲んでた。
そこからは一気に晩ごはん。
湯豆腐にちりめんと大根おろし、鶏ささみと小松菜と卵をさっと炒め、けんちん汁に、カボチャの煮物。
消化にいい、身体を温める食べ物をどんどん作ったら同時進行で娘の離乳食。
出来上がったものが無事二人の胃袋に入ったのを見届けてから湯船にお湯を張る。
夫は一番風呂で、湯上りに熱いお茶を飲んだらすぐさま就寝。
続けて私は娘とお風呂。
最近娘が洗い場でよく動くのでわちゃわちゃして、これまたわちゃわちゃしながら授乳。
寝たかな…と思いきや起きてたりで、なんだかんだ一時間ほど掛けて寝かしつけ。
ふぅ、やっと終わったーと横になったら二時間おきに娘が起きる。
どうもお腹が空いたとかではなく、不安なのかな。
自分と母親が別々の人間であることに気づいて、人見知りも始まって。
最近一日中、ベッタリなのだ。
夜中も泣きながら起きてきて、抱き上げてギューッと抱擁したらまたスイッと眠る。
寝付いてもときどき不安そうに眼を開けるときにはしばらく手を握っておいてあげる。
そうすると安心してまた夢の中へと戻っていく。



そんなこんなな毎日。
たぶん子育てしてる家は似たようなもんなんやろうな。

高木さんの石垣島でのコンサートにまつわる写真を見ていいなぁとちょっと癒されて、リンクで紹介されてた動画の「ぴんに木あよー」を一緒に口ずさんでみたりもして。
そんな時間も合間にあって、変に目が覚めてしまった今はそれはそれで幸せ。

あの動画を見て、色々思ったことがあったんやけど…
まぁいいか。今度書く…?
書いていたらまた少し眠気がきたので。





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停滞か、前進か、これでいいのか

自分が過去に書いたことは大抵忘れてしまっている。
ときどき、この忘却力をなんとかしたいと思うけど、それがあるから助かっているところもあるので何とも言えない。
ふいに、5年前の今頃に書いた文を読んだ。
このときのことを忘れてしまっている。
どういう時期やったのか、何に悩んでいたのか。
けど、読んでみて苦笑い。
今もこのときも本質的には変わってない気がして、私。
人間そう簡単には変わらないものなのかも…。
うぅー…
いや、でも、少しは前進?変化?したと思いたい…(切に。)

このときより刹那的な気持ちだけはすこーし緩和した?
丸くなった?
なんか、誰かに大丈夫って言ってもらいたい気分。(タイトルがそれを反映。笑)
 

以下、5年前の私が思っていたこと。
  

・・・
  
疲れたときに癒してくれる音楽がある。
こうして言葉を書くことで整理される気持ちもある。
書いては消して、壮大な文字の塊ができあがったのを見た瞬間、
満足して全部消す。
そんな日もある。

ときどき、日々が音楽みたいならいいのにと思うことがある。
もしくはアマデウスの映画みたいならいいのにって。
生活の雑多なこと、ごちゃごちゃした負の感情も
全部音楽になってしまえばいいと。
モーツァルトのように、日々の苦しみも、喜びも、すべては音楽に。
そんなふうならいいのにって、そう思う。

私は人の悪口が好きじゃない。
それを自分が言うのも、誰かが言うのも好きじゃない。
誰かが誰かを嫌いになる瞬間を目撃するのも好きじゃない。
みんないいところがある。
ひどいことをされた。でも、
そんなつもりでしたことじゃないかもしれないよって、そう思う。
でも自分も言ってしまうことがある。
あんな人大嫌いやって。
許されへんって。
そんなときは決まって、後から嫌な気持ちになる。
言ってるときの数倍落ち込む。
なら言わなければいいのにって思うのに、
そうもできない弱さがある。
でも弱いままでいいとも思っている。
つまり結局、苦しみからは逃れられないということ。
幸せな瞬間があれば苦しいときもある。
だからせめてそれが全部音楽になればいいのにと思う。
もしくは音楽のような言葉に。
何の無駄もない、生きてることそのものみたいな言葉に。

マグカップを手の平にぎゅっと抱え込んで
中に入れたお茶の温かさを確かめてみる。
もう4分の1も残っていないけど、その温もりはたしかだ。
口に含んでみたら生ぬるい。
この安堵感、信じたい。

優しい音楽が聴きたいな。
生ぬるくていいから安心させてほしい。
ただそれだけ。
 
・・・


こんな夜に。

今、娘が私の腕の中で眠っている。
抱き合う姿勢。
頭を私の肩の上に乗っけて、小さな右手は服の襟口の中に差し込まれている。
鎖骨付近の皮膚にじんわり感じる小さな温もり。
互いの匂いと体温が間近に。
波打つ鼓動が重なり合う。

こんな姿勢では眠りにくいやろうと布団に置こうとする。
そしたらたちまちふにゃふにゃと顔を歪ませては泣き出す。
慌てて抱き上げそのままじっと。
ズシッと感じる頭の重み。
脱力しきった全身が私の胸を押す。
もういっそこのまま一緒に眠ってしまおうか。
二人で一つやったあの頃。

この子を守りたい。
そんな感情。
知らなかった。
こんなこと思うんやな。
沸々と心の奥底から湧き出てくる気持ち。

ここにある小さなともしび。
吹きさらす冷たい風にも決して消えない。
明るく強い灯り。

この子を守りたい。
こんな夜中に思うこと。






小さな体温

娘が泣いた。
年明けすぐから風邪ぎみで、少し寝入っては呼吸が苦しくなるのか起きてしまう。
わーん、と泣くたびに抱き上げては背中をトントンとする。
大丈夫、大丈夫。

そんなのがしばらく続いて、こちらもなかなか眠れなくて
今日はなんとなく娘にそっけなくしてしまった。
夫がみてくれるのに甘えて。
正直、少し休ませて欲しかった。
お願いやからねんねして。
そう思ってお願いしてみてもまだまだわんわん泣くので少しイジワルな言葉を言ってしまった。
もう気の済むまで泣いたらいいわ、一生泣いたらいい。
そしたらその後、もっともっと泣いた。
今まで聞いたことが無いくらい、つらい、悲しい、そんなふうに。
少し頭を冷やそうと夫に任せて娘の傍を離れたら、少しして弱り切った夫に呼ばれた。

号泣する娘を引き取り、力いっぱいぎゅぅぅっと抱きしめた。
そしたら娘は泣き止んだ。嘘みたいに。
「さっきのはウソやで。泣かんでいいから。大事やから」
しばらくして娘は寝息を立てて眠った。

こんなに大事なのに、どうにも行き詰るときがある。
大事だからこそ。
大切にしたいものを大切にできなかったとき、胸が詰まる。苦しくなる。
でも、それでも、私の腕の中で安心して眠る娘を見たとき、ふいに涙が出そうになった。

この子がいてくれて、良かった。













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