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手をつなぐ

日々のこと、好きなもののことなどツラツラ書きます。

カテゴリー「日々のこと」の記事一覧

いもうと

娘が指にやけどをして、初めて夜間救急受診した。
最近、寝返りがスピーディーになってきたな、注意しないとと思っていた矢先。
ごろごろとファンヒーターの送風口まで転がって行ってそのまま指が中に。
実はその瞬間を私は見ていない。
お湯を沸かそうと背を向けた一瞬のこと。
叫ぶみたいな泣き声と、娘の位置がヒーターの傍に移動しているのを見て直感的に事態を把握。
真っ先に手を見たら、右手の中指と人差し指の側面が白くなっている。
半ば気が動転した状態で、泣き叫ぶ娘の手を水道の蛇口の下へ持っていき、電話に出られない夫に代わって妹に電話。
妹に状況を話すと、まずはそのまま流水で冷やすよう指示あり。
続けて、皮膚が白くなってるなら病院に行った方がいい、けど、ちょっと数分そのまま待っててと言われ…。
待っている間、夜間の小児救急外来の連絡先を調べたりしていたら、妹から再度連絡あり。
小児科の救急外来ではなく総合病院の救急に今すぐ電話するようにとの指示と、タクシーが10分後に家の前に着くからそれに乗って向かって、と。
妹に言われるがまま、総合病院に電話し事情を伝えると、娘の号泣声も後押ししてか、今すぐ来てくださいとなった。
動転しながらもとりあえず娘の防寒だけはしっかりして外へ出たら、タクシーの運転手さんが大きな伸びをしながら待っていた。

妹いわく、火傷はケガなので、内科的疾患を診る小児科では診れないと判断し、消防署に問い合わせて外科のある救急窓口の連絡先を聞いたのだそう。
そしたら形成外科の当直医がいる総合病院を勧められたのだと。
私が妹に電話してから、再度妹から電話がかかってくるまで5分も経っていなかったと思う。
妹は看護師なのだ。
アイスノンにタオルを巻きつけて冷やしながら行ってね!と言われ、そのとおりにしたら、病院の看護師さんやお医者さんに褒められた。
適切な処置ですね、と。
幸い、娘の火傷は軽症で、1~2週間ですっかり治る見込みと聞いてホッとした。
でも、これからこういうこと増えるんやろうなぁ。はぁ…。しっかりしないと…!!

妹は本当に頼りになる。
どこかしら心もとなさの漂う私とは違い、現実をシビアに生きていていつも冷静。
大体悩んだら妹に一回聞いてみるようにしている。
私の認識と世間の常識的な判断との間にズレがある場合、妹からの鋭い指摘によって修正されることが多い。
私は気まぐれな上に、色んなことに境界を引くのをためらうところがあるから。
まあいっか~とすぐに思ってしまうし。
でも、世の中的にはそうではないという厳しい現実を、妹はちゃんと教えてくれる。
ありがたい。

たまたま三姉妹で生まれて、私は長女で。
昔は兄がいたら良かったのにと思ったりもしたけど、今は姉妹って最高やなぁと心から思う。
遠慮なく何でも相談できて頼れて。
もしかして異性兄妹でも仲がいいところは同じ感じなのかな?
なんにせよ、仲良く育ってきて今もこうして仲良くいられることが嬉しい。
妹にとっては頼りない姉で、それは少し申し訳なくもあるけれど…。

なんか今すごい歌声が外から聴こえてきて、何やろとベランダから覗いたら、天理教の人たちやった…!


徒然。




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誕生日のこと

私の体調が戻ったので、また娘と一日中ベッタリ生活に戻ったら、娘の夜泣きが格段に減った。
うーん…やはりそうなのか。
母の存在は精神の安定に相当関わっているらしい。
でも世の中みたら、娘と同じくらいの月齢で保育所入ってる子、いっぱいいるんやもんなぁ。
それってすごいことやな。
私にはまだまだ預ける勇気は無い…。
というか、一緒にいたい。
みんな、一緒にいたいけど泣く泣く預けるのかなぁ…。



どたばたな中で、私はまた一つ歳をとった。
立春を過ぎて、暦の上では春と言われる2月の終わり。
でも自分が春生まれだなんて思ったことは一度も無い。
毎年、必ずと言っていいほど誕生日の日は寒い。
今年も極寒の日だった。
実際、産まれてきた日も粉雪のちらつく寒い日だったらしい。

誕生日は夫と娘がお祝いしてくれた。
…正確には、誕生日の前日に。
夫が小さなネックレスをくれた。
毎年、何かしらのアクセサリーをくれる。
私は自分ではほとんどこの手のものを買わない。
だからこそくれるのかもしれないけど。
それを買ってきたその日にくれる。
誕生日の日にサプライズで、とか、何かしらの演出があって、とか、そういうのはできないタチらしい。
「はい!!これ!おめでとう!!」と満面の笑みで渡される。
早ければ一週間前くらいに渡されるときもある。
別の意味でのサプライズ、ともいえるけど…。

アクセサリーは小ぶりで繊細なものを選んでくれる。
目を引くような大ぶりなものは私には似合わないから、と。
本当にそうなのだ。
もともと装飾品に興味が乏しいので、たまに身につけると存在感のあるものはどうしても浮いてしまう。
こういうのは毎日つけて、お互いに歩み寄っていくものなのかもしれない。
ゴツゴツしたものを身に着けていたら、それに合わせて自分の見た目も少し派手になったりとか。

毎年、お手紙も書いてくれる。
今年はムーミンの表紙のカード。
中にはロマンチックな言葉が端々に…ということは残念ながら全くなく、なんというか、ギャグ感満載な仕上がりになっている。
手書きのイラストが描かれてあって(これがなかなかに上手い)、そのキャラクターから吹き出しが出ていて、ちょっと私を小馬鹿にしたような台詞が書き込まれている。
軽くイラッとする。
と同時に、不覚にも、クッ…と噴き出してしまう。
夫はしばしば私を馬鹿にした内容の替え歌を口ずさんでいることもある(…しばしば?しょっちゅう?)。
チラチラこちらの様子をうかがって、ニヤニヤしながら。
私が怒りだすのを待っているのだ。
それがわかっているので聞こえないふりをするけれど、しつこく歌うのでやむなく怒る。
誕生日のカードもその要素がふんだんに含まれていると思う。
一応、最後は感謝の言葉とかも書かれてはいるんやけども。

ケーキも買ってきてくれていて、一緒に食べた。
ロウソクも立てようと言うので二本ほど立て、電気を消して火をつけた。
ハッピーバースデーの曲をひとしきり歌い、さあ火を吹き消そうというときに、すかさず夫がフーッ!と思いっきり吹き消した。
そして、ハハハハハ!!と笑った。

そんな誕生日(前日)だった。
夫と私は似ていない。
全然似たところがない。
たぶん、夫は結構変わっている(”変”、という意味で…)。
一緒に居すぎて、もはや何がどう変なのかもわからなくなってるけど。
私も変、なのかな。
もしかしてそこが共通点?
それはなんかちょっと不本意やけど。
そうなのかも。

移ろい漂う感情、睡魔

とても眠い。
夜中、娘がほぼ1時間置きくらいに起きてきた。
というのも、昨日は私の体調が優れず、娘はほぼ夫にベッタリだった。
こんなときいつも、夜中になると何か不安に駆られたみたいに起きてくる。
そこにおるよね?おるよね?と。
おるよ、おるよ、と言ってもなかなか不安はぬぐえないらしい。
何度も起きてきては半べそで、おるよね?おるよね?
おるよ、おるよ、…も、ここまで頻回やとなかなか大変。
こんなことなら昼間しんどくても頑張ってみてあげてた方が良かったか、とも思ったり。
…仕方がない。

子育てに必要なものは愛情と、あとは体力。
同じような境遇にある人で、これに異論のある人はあまりいないんじゃなかろうか。
体力は必須。
絶対に必要なもの。

・・・

久しぶりにブラームスのピアノ協奏曲を聴いている。
この曲、この演奏が好きで、盤も持っている。
https://www.youtube.com/watch?v=arKoBwtmuX0
ツィマーマンがとても若い。
指揮はバーンスタイン。
よく観ているとおもしろい動きをする。
世界的に有名になった初めてのアメリカ出身の指揮者?やったかな。
 4分40秒頃からツィマーマンのピアノが入る。
その瞬間がとても好き。
音の世界に感情が芽生えたみたいな。
キュッとなる。
ピアノ協奏曲第1番はたしかブラームスの最初の大作で、師匠であるシューマンの奥さんクララに対する断ち切れない想いなんかも込められている…らしい。
実際にブラームスがそんなことを語っていたのかは不明やけど。
でもたしかに…。
抑えきれない情熱のようなものを感じる曲ではある。
その辺が好きなのかな。

自分でも理由がわからないけれど好き、というのがある。
なんで好きなんかなと考えて、たぶんこうやなと思ってみても、目に見えない感情に無理矢理枠をはめたみたいな違和感があるような。
もっと移ろいやすくて、ボンヤリしていて、ただただ広がっていくみたいな。
ときどき高鳴ったり、あるときぐっと掴まえられて静かに幽閉されたり。
私にとっての”好き”というのはそういうイメージなのかも。
(これまた言葉にしてみると、やっぱりどこか限定的な感じがしてしまうけれど。)

眠いときに書くとこういう文になるんやな。
夢を見ているような。ゆらゆらとしたことばの羅列。

少し昼寝をしたらすっきり元気になるかな。


・・・

高木さんのコンサート、オーケストラとかぁ。行きたいな。
アルバムも出るんやな。
聴きたい。

テレビ、夫、オザケン。

昨日の夜。
とても久しぶりに能動的にテレビ番組を見た。
その後。
夜中に夫の仕事関連のとある文を代筆した。
代筆…というか、ゴーストライター的な。苦笑
私はトラベルビーという人のことを何も知らない。
けど、その人にまつわる論文を読み、要旨をまとめ、それについてのそれっぽい考察を書いた。
(まあ一応、夫から話された、”こういうことを書きたい”という内容を盛り込んで書いたのだけれども…)
そのせいで寝不足。
いや、主には娘が何度も起きるからなんやけど。
でも気分的にはトラベルビーの件で寝不足。(愚痴。)
 


昨日Mステにオザケンが出ていた。
それをネットで知って、本当に久しぶりに自らテレビ番組を観てみた。
夫も一緒に観ていて、「オザケン、緊張してるな~」としきりに言っていた。
夫も私も世代的にオザケンの音楽をリアルタイムで知っている。
その頃を思い出しつつ…
観ながら、なんかMステ変わったな。え、こんなふうに紹介するんや、へーとか思いながら。
”ぼくらが旅に出る理由”を最初に歌って。
この曲たしか、高木さんがアレンジしたのを倍賞千恵子さんが歌って、それが映画の主題歌で…と思い出したところで、夫が、「これ、ガンバの主題歌やろ?あー!あの映画観たかったぁ!」と言った。
私はこの”ガンバ”こと、ガンバの冒険というアニメを知らない。
けど、夫はその昔、熱心に観ていたらしい。
私と夫はほぼ同い歳なんやけど、夫は生い立ちがちょっとユニークなせいか…少し前の世代のアニメや漫画や諸々にやたらと詳しかったりする。
最近も、”やんちゃくちゃぼーず、やんちゃりか♪”という、何とも愉快な曲を熱唱していて、それはなんだと聞くと、「え?知らんの!?ヤンチャリカやん!!」と言われた。
ヤンチャリカて…知らん…。
(あとでyou tube観て知ったけど。これ→ https://www.youtube.com/watch?v=0AMqRRndegU
・・とまぁ、夫の話はいいとして。

オザケンの曲、流動体について。
イイ曲やった。
オザケンは詩人やなぁ。
ことばが一つ一つ丁寧で美しい。
難しすぎず、易しすぎず、絶妙な…。
(この辺は私よりも熱く、詳細に、解説?語って?いる人がたくさんネット上にいるのでそちらを是非…。…すいませんなんとなく。ボソボソ…)
というか、影響力すごいな、やっぱり。
パッ!と出てきて、店頭にこれだけのCDが並んで。
アマゾンでも一位ってなってるもんね。
単純にそのことだけとってみてもすごい。
個人的には、このことはなんだかとても喜ばしいことで、安心な出来事でもあった。

・・ということを言っておきたかった。なんとなく。
しかも昨日はその後のニュースにもオザケンが出ていて。
これは録画で今日観たけど、もっといろんなこと言ってたはずなのに(おそらくは)、だいぶと省略されてる感否めず…!
時間の関係上?仕方がないとはいえ…
うーん…私のニュース番組不信が解消されることは残念ながらなかった…。
(それとこれとは別やけどね。笑)

でもそのなかで言ってた、謝ることは悪いことじゃない、日本のいいところだっていうのはとても共感。
夫もよく言ってる。
「日本人が”すいません”って言うのん、えーやん!
アメリカとかみたいに自分のことをあんな主張せなあかんかなあ?なんか、ちゃうやろ。絶対、日本の方がいいと思うわ!」と…(ほぼ原文ママ)。
とかいう夫はかなり自分の意見を強硬に持っている人間だと私は思っている。
本人にその自覚はおそらくないと思うけど。

夫の愚痴に始まり、夫の発言に終わってしまった…。
ま、いっか。
なんか、書きたいままに書いてしまった。
(てか結局ブログ続いてるやんっていうツッコミはいつでもどうぞ。)

オザケン、頑張ってほしい。



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