手をつなぐ
日々のこと、好きなもののことなどツラツラ書きます。
- 2010.11.25
シカオさん
- 2010.11.12
ジユウニナリタイ
- 2010.11.07
BOOOOOORN!!
- 2010.11.06
冬の音
シカオさん
不毛な争いは一体いつまで続くのか。
ちょっと気分が落ちてた昨日今日でした。
昨日は一人で夜、ジョン・レノンがカバーしたStand by Meを聴いていた。
スタンド・バイ・ミー
そばにいて
そばにいて
みんなと一緒に生きてるって思いたい。
・・
そんなこんなの今日は、午後半休をとって
Snoさん(このブログにコメントくださるときのお名前)と、
スガシカオライブに行ってきた。
Snoさんとの出会いは私が大学生の頃で
その頃から今までずっと仲良くしていただいている。
Snoさん一家はみんな本当に仲が良くて、
私は旦那さんのこともお子さんのゆうちゃんのことも大好き。
色んなことを話し、色んな話を聞かせていただいた。
自分の思ったまんまを話して、それが誤解なく伝わる安心感。
それだけでもありがたいことなのに、
今日は自家製のお味噌をお裾分けしてもらったりもして、
心が弱っていた私は軽く半泣きになってしまった。
(・・昨日、実は私は自分の勘違いによる無駄泣きをし、涙腺が弱っていた)
たくさん元気をいただいた。
本当に。
・・
シカオさんのライブの話。
すごく大人なライブやった。
なんでしょう、あの、すべてが計算され尽くしてる感。
シカオさん、舞台の端から端までとにかくよく動くし、
時折お立ち台に上がっては後方のファンにも姿をよく見せてくれる。
シカオさんという人は、聴衆が求めている"スガシカオ"が何たるかを
本当によくわかっている。
だからなんか安心して観ていられると言うか・・・。
ライブなんやけども演出がついてる感じっていうのかな。
こうしたら客は喜ぶみたいなのをちゃんと心得てて、
それを全部しっかり押さえてくる感じ。
なんかそれが大人やなぁと。
そう思った。
先日同じくZeppで観たせっちゃん(斉藤和義)とはすごい対照的やったな。
せっちゃんは基本、舞台の真ん中で黙々と音を掻き鳴らしてて
ほとんどそこから動かない。
ここで鳴ってる音を聴いてくれぃって感じで。
かっこいい演奏をした後には、決まってぐっだぐだのMCでみんなを脱力させ、
そんでまた激しく音を掻き鳴らす、みたいな。笑
私は好きなんやけども。
勝手なグループ分けをするなら、斉藤和義と朴保とボブ・ディランは
同じグループに属してて、
シカオさんと同じグループには、ミスチルの桜井さんとかKANが属してる。
KANはね、去年観に行ったときにそう思った。
自分でも自称エンターテイナーって言ってるんじゃなかったかな、たしか。
すごく期待に応えてくれるシンガー。
それにしてもZeppの規模のライブであそこまで緻密に
ライブを作りあげる歌い手さんってそうそういないんじゃないのかな。
ダブルアンコールの後も多くのお客さんが帰らずに
その場で粘ってアンコールしてたのもなんか納得。
だって嬉しいもん。あれだけしてもらえたら。
Snoさんに引っ付いて観に行った私ですらそう思うんやから、
ずっと聴いてきたファンの人はきっともっとそう思うんやろうなぁ。
観に行って良かったーって。
いやはや、今日はシカオさんのプロ魂をとくと見せていただきましたですよ。
なんか書きながらまたちょっと元気になってきた。
やっぱり私、音楽が大好き。
どうか、この世界から素敵な音楽と物語が消えませんように。
終わらないでほしいもの。
コスモスクエアで撮った写真
ジユウニナリタイ
せっちゃん(斉藤和義さんの愛称)のライブはもうこれで何回目やろう。
これまでに何度も行ってて一人でも行ってて
今回はもういいかなぁと思ってたんやけども
2階席のチケットを取ったという知り合いの方がいて。
今までずっと1階スタンディングでしか観たことなかったから、
"2階席"というキーワードに強烈に惹かれて、やっぱり行っちゃった。
私がせっちゃんの音楽を一番聴いてたのは高校生のときで、
当時出ていた『Because』というアルバムは本当によく聴いた。
その中に、「ジユウニナリタイ」という曲があって
家帰ったらまっ先にこの曲聴いてたときがあった。
なんかね、"生きていくことなんて 死ぬまでの暇つぶしさ"とか言うんよ。
(歌詞見たい人はここを。)
もうホント私ね、高校のとき毎日がめっちゃ嫌で。笑
だいぶナナメでしたね、今思えば。
色んなことが嫌で嫌で面倒くさくてしょうがなかったとき、
せっちゃんの曲を聴くとちょっと慰められるような、そんな感じがあったなぁ。
基本はロックなんやけど、ジャズっぽかったり、ブルースぽかったり、
色んな曲があって。
音の世界がすごく緻密なのも好きやった。
ふいにティンパニやクラリネットの音が聞こえてきたりとか、
とにかくたくさんの音が重なり合って作られてるのがおもしろいなぁと。
斉藤和義という人は、すべての楽器を自分一人で演奏して
音源を作っている人で。(多重録音というやつ。)
だからかな、音にすごいこだわりが感じられる。
ライブでも、ギター、ドラム、キーボード、ハーモニカ、ウクレレ、ジェンベと、
色んな楽器を弾いてみせてくれることが多い。
しかもそのどれもが上手なんだな。
特にギターはかっこいい。
ライブでも基本的にいつもストイックに音を聴かせてくれる感じなんやけど、
昨日はいつも以上に硬派やった気がする。
MCはほとんどなく、ひたすら音をかき鳴らす鳴らす鳴らす!!
昨日はせっちゃんを含めてギタリストが3人並んでたんやけど、
ギター3本並ぶとやっぱり音の厚みが違うというか。
だいぶカッコ良かった。
アコギ3本で聴かせてくれた曲たちも良かったなぁ。
それ以外にも一曲のうちにハッとする瞬間が必ず一か所はあったし。
おぉぉ・・かっこいい~みたいな(笑)
聴かせどころといいますか。
そんな瞬間が多々あった。
骨太な演奏をたくさん聴けたライブでした。
ちなみに初めてのZepp2階席なんやけども・・・。
ステージ全体がよく見渡せて、指の動きとかもとってもよく見えました。
ただ、2階って立ち上がったらダメで。
それがね、なんかものすごいフラストレーション溜まった。笑
テンション上がる曲でもとにかくじっとしとかないといけなくて。
1階がどれだけ盛り上がって大騒ぎになってても2階席はただじっと・・・。
こんな不自然なことがあって良いものかと。
そう、何度思ったことかわかりません。
いやー、途中からストレスで死ぬかと思いましたね。ハハハハ
なので次からはやっぱりスタンディングでお願いしますということでよろしいか。(誰に何言ってんだか)
女子高生の頃のヘビロテ。
斉藤和義/ジユウニナリタイ
http://www.youtube.com/watch?v=vmtYW8LZTxM
昨日やった曲の中で一番カッコ良かった曲。
斉藤和義/真っ赤な海
http://www.youtube.com/watch?v=LAFAykk7kHU
ギターとドラムだけでもクール!
斉藤和義/レノンの夢も
http://www.youtube.com/watch?v=nBs9mIcUq7o&feature=related
BOOOOOORN!!
あ、土曜の話です。
以下、何をしたのかのざっとしたまとめ。
13時から、心斎橋のStandard Bookstoreであった、
雑誌『TRANSIT』編集長と写真家谷口京さんのトークショーを聴く。
みどりんと。
17時、みどりんと別れ、京橋のクレオ大阪東であった、
その名も「癒しのコンサート」を聴きに行く。
中学・高校時代の吹奏楽部の先輩がプロのオカリナ奏者になっていて、
今日はそのデビュー公演やった。
素敵な演奏に心癒された。
妹や母も一緒に。
・・
終演後、再びなんば。
ベルギー人シンガー、Born Crainの無料ライブを聴きに、
道頓堀ZAZAという、くいだおれビルの地下にあるライブハウスへ。
谷川さんが先に行ってピアノの前の好位置をゲットしてくれていた。
終了後にあった、Bornとファンとの交流にも参加。
一個一個充実してて、特筆すべきことはあるんやけど、
ここではBorn Crain(ボーン・クレイン)のライブの話を。
人と人とは縁があるから出会えるんだとかなんとか聞いたことがあるけど、
それでいくと、ボーンと私は相当縁があるんやろうなと思う。
もともと、3年前に、どこかのレコード屋で彼のWalking In The Sunという曲が
掛かっているのを聴いて、いいなと思ったのが始まり。
それからしばらくして、今一緒に住んでいる谷川さんと梅田で会おうってなったとき、
ついでにNu 茶屋町のタワレコへ寄ったら、
"本日 Born Crain インストアライブ"の文字発見。
谷川さんも誘い、迷わず彼のインストアライブ鑑賞。
そして至近距離で彼のライブを見て、ますますいいなと。
その後、ビルボード大阪でのライブも観に行き(このときも至近距離)、
ライブ終了後のファンとの交流のときに写真も一緒に撮ってもらった。
そして昨日の無料ライブ。
もともと、今回の来日は東京でライブを一本するためだけで、
大阪でのライブは予定されていなかった。
それが急遽、Bornが、東京でのライブの前に大阪を観光したいと言いだし、
レコード会社の人が、「ほんなら大阪で無料ライブでもしてみっか」と発案し、
なんと2週間前にいきなり決まったらしい。
だから広報もほとんどしなかったんだと。
ある意味、激レアライブ。
そもそも私はなんでこのライブのことを知ったかというと、
さっきもちらっと書いたけど、心斎橋にスタンダードブックストアというおもしろい本屋があって。
好きでたまに行くんやけど、そこの入口のドアに、たくさんのチラシと共に、
さりげなくBornの無料ライブのチラシが付いてたの!
たしか見つけたのは10月30日の土曜。
みどりんと一緒に本屋に寄り、私が最初に出て、
まだ店内にいたみどりんを探そうと、再び入口ドアの方に振り返った瞬間・・
Born、発見!!
えー!!無料ライブ!!!って。笑
なんか長々と語っちゃいましたが。
とにかく彼とは縁がある。
昨日のライブも素晴らしかった。
私、楽器を弾く男の人って素敵やなと思うんやけど、
実はギタリストよりもピアニストが好きで。
あと、打楽器の上手い人も素敵度が高い。(なんだそれ。笑)
ボーンはピアニスト。
歌も素敵やけど、ピアノの演奏もまた素敵なんやなぁ。
なんというか、明るいピアノを聴かせてくれる人。
そして少年のようなあどけない一面もありつつ、その実、すごく謙虚で。
来てくれた人への感謝の気持ちを誠実に伝えようとしてくれる。
演奏やパフォーマンスからそれがちゃんと伝わってきた。
彼はベルギーではゴールドディスク獲得の超有名人らしいんやけど、
全然カッコつけてなんかいないんよね。
終わった後も一人一人とお話して、サインして、写真撮って、握手してってしてくれて。
傲慢になってたらあんなのできないもんね?
本当、素敵やなって思った。
ちなみに、私と谷川さんも写真を撮ってもらったんやけど・・・
このとき死ぬほど恥ずかしかった!!
何が恥ずかしいって、ボーンと話すことそれ自体ではなく、
めっちゃ色んな人に見られてたこと。
周りに通訳さんやらカメラマンやらほかのファンやらが群がっていて
私とボーンのやりとりを見ている。
これがもう・・・
死ぬかと思いましたね。笑
私、ダメで。こういうの。
私のことをみんなが見てるっていうシチュエーション。
死にそうになる。
だからかな、舞台人に憧れるのは。
みんなの注目を一心に集めて、それに応えられるってすごい力やと思うのです。
フィギュアスケートの選手なんかも尊敬するもん。
あれの生放送とかなんでみんな平気で観れるん??
私、緊張して仕方ないんやけど!笑
自分が出るわけじゃないのに緊張する。
見てられない!ってなっちゃう。
谷川さんはその点、キモが座ってるなー。
ライブ中に手を挙げて質問もしたし、Bornともしっかりがっつり絡んでたし。
ベルギーに遊びに行くからねって言ってたもん。
ホントすごい。尊敬します。
さて・・・
ちょっと話が逸れちゃいましたが。
てか何の話やっけ?笑
今日はとりあえずこの辺にしときます。
Born Crain/Walking In The Sun
http://www.youtube.com/watch?v=063yhyUBuBc
ライブ中のインタビューで、「影響を受けたミュージシャンは?」っていう
質問があって、ビリー・ジョエル、ギルバート・オサリバンと・・・って答えてて
久々に聴きたくなった。これもイメージ、冬の歌。
Gilbert O'Sullivan/Alone Again
http://www.youtube.com/watch?v=D_P-v1BVQn8
発見したチラシはこれ。
冬の音
金曜の話。
李政美(イ・ヂョンミ)さんのライブ@タルマジに行った。
開演ギリギリ前に着いたんやけど、
あの狭い空間に、新井英一さんライブのときを超える数の人がひしめき合っていた。
はなや、あかりさんやともなちゃんも来ていて一緒に座った。
タルマジにはよく行ってるから、スタッフの人たちに私は顔を覚えられていて
「また来てくれたんですね!」とか言われる。
ちょっと恥ずかしいけど、嬉しい。
今日のライブはホントこの空間素晴らしいな!って思った。
空間とすごく雰囲気が合ってたから。
タルマジって普段は韓国の伝統茶が出るカフェで、
低いテーブルに座布団が置かれてあってぺたんとそこに座って過ごす
(※椅子が必要な人には椅子が出る)。
誰かのおうちみたいなゆるやかな空間。
イ・ヂョンミさんの曲も優しいアットホームな曲が多いからすごく合ってた気がする。
「京成線」や「ありのままの私」や、私にとって思い出深い懐かしい曲がたくさん歌われた。
後半はチャンゴを叩きながらの珍島アリランや密陽アリラン・・・。
キャロル・キングのYou've got a friendのカバーやThe Roseのカバーなんかもあった。
はなはヂョンミさんのライブによく行ってるからか、
ヂョンミさんもはなを覚えてくれていて、しょっちゅう目を合わせて歌ってくれた。
いつも思うけど、はなのお陰でその隣の私まで得をすることが多い。
ありがとう、はな。
ヂョンミさんの歌を聴くと、はなが大国町のグループホームに住んでいた頃を思い出す。
あの頃私はまだ大学生で、はなの部屋には本当によく遊びに行った。
遊びに行って、そのまま泊まったりすることも多くて。
ソウルフラワーユニオンとイ・ヂョンミさんの曲をそのとき一緒によく聴いた。
朝も夜も。ずっと。
記憶の中のあの部屋は、なぜかいつもハロゲンヒーターがゆっくりと回っている。
夏を過ごした記憶はあまりなくて、ちょうど今くらいの肌寒い季節から冬にかけての記憶。
私が思い出す大国町はいつも冬だ。
あれから気づけばもう6年?7年か。
何か変わったのか変わらないのかわからないけど、
たしかに時は過ぎている。
ただそれだけのことが、なぜかひしひしと感慨深い昨日のライブやった。
・・
韓国公演のときの映像。
最初にちょっとだけ歌った曲は「故郷の春」という曲で
私なんかも歌えるかなりメジャーな曲。
そのあと歌ってるのが「京成線(けいせいせん)」。オリジナルは日本語詞。
李政美/故郷の春~京成線
http://www.youtube.com/watch?v=f_5a7f2JTaI
韓国の密陽地方に伝わるアリラン。
この映像とか観てると、李政美さんという方は、言葉の発音が本当に
柔らかくて美しいなぁと思う。
李政美/密陽(ミリャン)アリラン
http://www.youtube.com/watch?v=FiqjMgyifHQ