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手をつなぐ

日々のこと、好きなもののことなどツラツラ書きます。

カテゴリー「好きな音楽」の記事一覧

吸血鬼たち!

ライブの話を。

日曜の夜はVampire Weekendの来日公演を観た。
ヴァンパイアウィークエンドといえば、
このブログでも何度か紹介したことのある私のお気に入りのUSバンド。
そんな彼らが心斎橋のBIG CATにやって来るというので観に行った。

最初一人で行くつもりでいたんやけど、
妹(二人展手伝ってくれた方)が一緒に行きたいと言ったので二人で行った。
行ったら、結構一人で観に来てる女の人も多くて・・・。
それがなんか、仲間がいるー!!って感じで嬉しかった。笑
私よく、タワレコ丸ビル店の洋楽ロックのコーナーで
長居してるんやけど、周り見たらいっつも男の人ばっかりで。
(なんだこの女は)的な視線も感じつつ、だって好きやもん!って感じで
特に気にはしてないんやけど、ちょっとした寂しさを感じてたのも事実・・・。
実際、周りにも同じ音楽の趣味の人全然居ないし・・・。
だから昨日は同じ趣味の女の人、こんなに居たんやー!って
それがまず単純に嬉しかった☆

そして肝心のライブですが・・・
めっちゃカッコ良かった!!
昨日のライブの彼ら、最高でした。

何やろう、無条件に楽しいんやなぁ。
派手なパフォーマンスをするわけでは決してないし、
むしろその風貌やライブアクトは地味やと言っていいくらいなんやけど。
でも彼らの奏でる音楽はひたすらに楽しくて。
私は彼らの音楽の、芯を打つ独特のリズムとその上に乗っかってくる
キーボードやギターの軽やかな音色との折り合いがすごく絶妙で
魅力的やなと思ってるんやけど、
昨日のライブはその魅力が余すところなく披露されてたと思う。
お腹の底にズンズン響く大陸的なドラムの音と、
虹がかかった青空を連想させる突き抜けて気持ちのいい旋律。
とにかく曇りがない!楽しい!!
昨日も1時間強のライブの間、フロア中はずっと熱気に包まれてた。
全身から溢れ出す、楽しいよー!!!っていう叫び。
あんな熱いライブ、久々やった☆

それにしても、MCもほとんどないし観客を煽ることもない、
ごくごくシンプルな構成で
あれだけ客を乗せられるってすごい。
まだアルバムを2枚出しただけやし、キャリアとしては浅いバンドなんやけど、
Vampire Weekendという世界観が既にしっかり確立されてて
それをメンバー全員がバシッと共有してるからなんやろうな。
一人ひとりの世界観にブレがないからカッコ良く決まる。
難しいことはわからないけど、たぶんそういうのがあるんじゃないかと思った。

音を楽しむ=音楽。
その本質を見せるみたいな、そんなライブでした。
また観たい!
そして私の大好きなAnnettもいつか来日しないかなぁ・・・。


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吸血鬼たち!
カッコ良かった!!












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永遠

日曜の夜、アリランを聴きに行った。

私の大好きなアリラン。
朝鮮半島のあちらこちらに伝わる民謡で、
各地に色んなアリランがある。
この歌には不思議な力があるのかな。
聴くといつもホッとする。
自分が目に見えない何か大きなものと結ばれているような、
そんな気持ちになったりもする。

昨日、気づけば私の心はすごく無防備になっていて
今まで力んで勇んでガチガチだった部分の力がほどけるみたいな、
そんな不思議な感覚があった。
どうにもこうにも上手く言えそうにないけれど、
あえて言ってみるなら
もっと素直な気持ちで生きようと思った。すごく。

・・

小沢健二『うさぎ!』の一節。


「インディオたちは何百年もの間、戦っては、じっと待つ。
また戦う。また待つ。また戦う。
ほんの何十年かで、灰色を倒すことはできない。時間がかかる。
待つことを体得しなければ、悲しい、重い気持ちだけが大きくなってしまう。
エスペラール(待つ)と、エスペランサ(希望)。
楽しさや笑い声を忘れないのと同じように、苦しさや涙も忘れないで、
インディオたちは待つ。

今の銅山の国でも、自分をインディオだと意識する人たちは六割を超える。
血筋が純粋にインディオかどうかなんて、問題じゃないんだ。
自分はこの土地で生きた祖先たちと、この土地で苦しんだ祖先たちと、
この土地で喜んだ祖先たちと、つながっている。
そういう気持ちが自分をインディオだと自覚させる。
インディオたちは、憶えている。」


・・

スピッツの『桃』という曲の一節。


「切れた電球を今 取り替えれば明るく
桃の唇 初めて色になる
つかまえたその手を 離すことはない
永遠という戯言に溺れて

つかまえたその手を 離すことはない
永遠という戯言に溺れて
他人が見ればきっと 笑いとばすような
よれよれの幸せを追いかけて」


今日、この曲を聴きながら、
永遠ってあったらいいな、と初めて思った。



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心斎橋

















好きな音楽

明日は朝からお昼すぎまで仕事で、夜にライブを観に行きます。
初めてかも。
ここに明日の予定なんか書いたの。

私の傾向として、あまり明日のことは考えない、というのがある。
昔からそうで。
だからかな、夜更かししてしまうのは。
自分の中では、"今日という日にすがりつく癖"と認識している。
なんだかぽわーんと生きている節があるのです。私は。

音楽が好きでライブが好きで、今までもたくさん聴いてきたし観てきた。
たぶんこれからもたくさん。
そしてこの秋は例年以上にたくさんのライブを観に行くつもりでいる。

・・

先週の火曜、広田勝紀さんのライブに行った。

広田さんとの出会いは偶然で、
9月頃にあった絵の展示会のオープニングイベントで歌っていたのが広田さんだった。
MCがひたすらおもしろくて、
たぶんご本人はそんなつもりはないと思うんやけど
なぜか話す言葉のすべてが私の笑いのツボをヒットし続け、
話している間中、ずっと笑ってしまった。
それでいて、一旦歌い出すとすごくストイックな感じで。
素朴な歌詞や情感のある歌声もいいな、と思った。

その日の夜、家に帰ってからネットで広田さんのことを検索した。
ブログが出てきて、ちょっと読んだ。
おもしろかった。すごく。
お気に入りに入れて、たまに読むようになった。
そして先週の火曜、ライブを観に行った。
なにげなく。
みどりんも誘って。

ライブが終わったあと、みどりんと一緒に広田さんに声を掛けた。
今日もMCがめちゃくちゃおもしろかったということと、
ブログを読んでいるということを伝えた。
「排水溝からもやしが生えてきた話は特におもしろくて好きです」、
なんてことまで伝えた。
歌の感想よりも先に、MCやブログのおもしろさを褒めるなんて
もしかしたら失礼だったかもしれない。
そんなことを後で思ったけど、手遅れだった。
いつもこんな感じで、思ったことを思ったまんまに言ってしまい、
後で薄く反省する。
でも懲りない性格なので、きっとまたやってしまう。

・・

さっきこのブログのアクセスカウンターが変になって
修理するにも嫌気が差して、なにげなく広田さんのブログを見てみた。

広田さんのブログ 夜中のはなし

「そういえば、先日のライブで、夜中のはなし(このブログね)のことを話してもらって、
なんかとても、書き続けていて良かったぁーーと、心から思いました。
少し大袈裟かもしれないけど、嬉しかったなーー。 」

こんなことが書かれてあった。
これ、たぶん私のことだ。
空回りばかりかと思いきや、こんなふうに思ってくれることもあるんやな。
嬉しい。
広田さん、ありがとう。
この場を借りて。
またきっと観に行きますね。


・・

そして私は明日もライブに行きたいから
今日はもう寝て明日に備えようかと思います。
もう少し能動的に
前を向いて生きたい。
それこそ、排水溝から生えてくるもやしみたいに。


おやすみなさい。






超絶クラシック

土曜の話を少し。

大阪クラシックというイベントに行ってきた。
大阪クラシックとは、大阪の地下鉄沿線のいろんな場所で
クラシックの生演奏が無料(もしくは安価)で聴けるイベント。
毎年やってるみたいで。(知らなかった!)
みどりんに誘われて、今回初めて聴きに行った。

私たちが聴きに行ったのは、ピアノの連弾コンサートで
原田愛さんと石田多紀乃さんという、二人のピアニストの演奏。
場所はなんばの駅降りてすぐの、「カフェ・ド・ラペ」。

せっかくならいい席で聴きたい!
ということで、1時間半ほど前に行き、並んだ。
実は私は並ぶのが苦手。
でも今回はみどりんと缶ジュース買って並んで、
くだらない話で爆笑してたらあっという間に開場時間になってた。
みどりんってなんであんなおもしろいんやろう。
いちいちツボにハマる。w

開場後は並んだ甲斐あって、
手の動きがよく見える良席をゲット。
そして肝心の演奏は・・・
すんごかった!!

ピアノの連弾といえば、二人の人間が一台のピアノを演奏するわけで・・・
つまり、あの狭い鍵盤の上に、手が四本も乗っかっているという状態。
指にしたら20本!!
途中で、何度もお互いの手がお互いの手の上を交差し、
同じ位置にある白鍵と黒鍵がクロスした手で同時に押さえられたりとか、
通常ではありえないことが多々起こるわけなんですよ。
(これ、ピアノ弾いたことある人はわかると思うんやけど!)

・・すごい。
ひたすら鍵盤の上でお祭り騒ぎが起こっている。
はっきり言って、とんでもない状態です。
でも、音はこんがらがってなくて。
むしろ、2本の手の演奏よりも、より緻密で繊細な音が繰り出されていた。
感嘆でした。

そもそも、連弾だけのコンサートなんて観たことがなくて。
滅多に連弾コンサートなんて無い。
お互いが主張しすぎてもだめやし、
上手い人が2人集まったからといってイイ演奏になるというわけでもない。
何より、一緒に弾く相方と相当息が合ってないとできない。

実は私もその昔、幼なじみと連弾で舞台に上がったことがあるんやけども・・・。
なんとその時、相方が途中から譜面を完全に忘却して
あろうことか、全然違う音をアドリブで弾き出したんよね。
そしてそのまま最後までアドリブは続き、演奏終了したという・・・。
まさかの、本番でのぶっつけオリジナル楽曲披露。笑

弾き終わった後、すんごい冷や汗かいてた。
あまりの動揺に、舞台袖へ下がるとき、足がもつれてこけそうになったし。笑
(見てないけど、たぶん顔も青ざめてた。)
でも、おもしろいことに、
聴いてる人は途中からアドリブの創作曲に変わったことに気づいてなくて。
「良かったよー」とかも言われちゃったりして・・・。
なんでしょう・・・。
ある意味、息が合ってたんやろうね。
奇跡の演奏。笑

とまぁ、そんなことも思い出し(笑)、なおさらお二人の演奏に感動。
本当に息が合ってたなぁ。
お互いの演奏への尊敬が伝わってくるような気もした。
素晴らしかったです。

大阪クラシック、来年はもっとたくさん観てみたい!





アンコールではこんな曲も。超絶!
ファリャ/スパニッシュ・ダンス
http://www.youtube.com/watch?v=uI6NpeMR5a0





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空間も素敵やった










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