手をつなぐ
日々のこと、好きなもののことなどツラツラ書きます。
雑感のような
- 2013/10/20 (Sun)
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毎日、レポートを作成して、今は報告書も執筆していて
ひたすらパソコンの前に座りこんでいる。
こんなときいつも、あの住み慣れた部屋の机でこの作業をできたら、と思う。
改めて、居住環境は大事だ。
今のこの部屋では、あまり言葉も出てこなかったりする。
いつものあの部屋は机のすぐ右手が窓だ。
ベランダに出られる窓。
小さくて狭い部屋やけど、すべてが私の落ち着くように設置されている。
オレンジ色の間接照明に、優しい音楽・・・。
ホームシック。
あの部屋が、恋しい。
たくさん、話したい言葉があるのに、なんでだか上手く言えない。
私は今、生と死の現場にいる。
私を含めて、人は皆、確実にやってくる死に向かっているわけやけど、
私が今いる場所は、その「死」というのが何だかとても身近だ。
遠い・・・何か他人事のように思われた「死」。
それを目前に控えた人たちが たくさんいる。
私を含め、同じくらいの年頃の友人たちは、自分がいつか死ぬなんてことを
たぶんあまり考えないと思う。
出産や、新しい仕事への挑戦や、「始まり」を意識することはたくさんあっても。
死は「終わり」のイメージやから。
でも、私たちはいずれ老いて、そして、死ぬのだ。
こんなことを言うと、まるで絶望しているみたいに思われるかもしれないけれど、
そうじゃない。
ここに来て私は、それを、怖いものとしてはあまり思わなくなった。
たとえば、人間は、死を目前にしていても、冗談を言って笑ったり、
動かなくなっていく体を嘆きながら、それでもやっぱり笑ってたりするのだ。
私はここで、大阪にいたときよりもむしろ、たくさん笑っている気がする。
患者さんと悲しい話をすることはあまり無い。
悲しみも、楽しさも一直線上にあって、生と死もしっかりと結ばれた線の上にある。
絶望し、悲嘆にくれても、その波を過ぎたら
すべてを受け入れ、やがてくる終わりのときまで、また同じ自分を生きていく。
死を目前にしても、その人はその人のまま変わらない。
だって人間は死ぬその瞬間まで、とりあえず生きるしかないのだから。
さりげなく生きて、さりげなく死んでいく。
それを劇的に盛り上げて語るのは残された人間であって、
死んでいく人の方ではない。
そんなふうに、思う。
結局、あまりまとまらないけど。
もう少ししたら、もっとちゃんとした言葉に変わるかもしれない。
どんなときも私を集中させてくれる救世主みたいな音楽。
Zimerman plays Chopin Barcarolle Op. 60
http://www.youtube.com/watch?v=KU-5u2dmXdM
共存。
- 2013/10/04 (Fri)
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約二か月間の実習も、残すところあと一か月。
信じられなくらいあっという間だ。
実習はとても大変で、でも、とても楽しい。
毎日が安らかで、刺激的で、愉快で、切ない。
短い一日のなかでいろんな感情が掻き立てられる。
人(ヒト)っていうのは本当に不思議で魅力的だ。
どこまでも深くて、つかめない。
でも、たしかにそこにいる。
・・
何か足りないものがあるとしたら、それはやっぱり友達だと思う。
大阪の気の置けない友人らに時々無性に会いたくなる。
たぶん、大阪に帰って友達と再会したらものすごく嬉しい気がする。
それが誰であっても。
全然違う話。
こっちは虫がたくさんいる。
殿さまバッタとかが普通に自転車のサドルに座ってたりする。
でね、ふと、ヘビいたらどうしようと思って。
患者さんや先生が、たまにヘビもいるよって言うから。
もしも遭遇した場合を考えて少しでも備えようと思い、
とりあえずグーグルで「田舎暮らし ヘビ」を検索してみた。
そしたらこんなサイトを発見。
http://www.nekohon.jp/z-toro-39.html
一個人の方の猫との生活を綴ったブログなんやけど、
読みながら自分の考えを改めた。
ヘビを怖がるんじゃなくて、ヘビを受け入れるべきなんだな、と。
田舎で暮らすとは、虫もヘビもムカデもトカゲも受け入れて共存するという
ことなんやなぁと初めてちゃんと理解した。
そもそも、都会に虫やヘビが少ないのは、人間が追い出したからなんよね。
住めなくしちゃったから居ない。
この方のブログは、毒ヘビには警戒しつつ、
でも、ヘビを気持ち悪いものや排除すべきものとしては捉えてなくて、
そこがすごくいいなぁと思った。
文章もとても読みやすいので 興味ある方は是非リンク先をご参照^^
さて。
日誌の続きを書こうかな。
住んでる町からバスで25分ほど行ったところ。
風が吹いたら草が勢いよくザワつきだす。
新しい日々。
- 2013/09/23 (Mon)
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町も人もゆるやかでのんびりしている。
病院も、患者さんも、優しい。温かい。
一日一日は嘘みたいにあっという間。
でも、一日を過ごす途中の時間はどこかゆっくりとしている。
日々、患者さんの笑顔をみられた瞬間が本当にうれしい。
こういう喜びは前までの実習ではあまり無かったような気がして・・・。
患者さんと同じ時間を過ごせていることの幸せ。
人生の一部を分かち合えることの喜び。
こんなふうに言うと少し大げさかな。
でも、そんな感じ。
日誌が少しだけ大変やけど、最後までしっかり頑張ろうと思う。
明日からいよいよ本編の始まり。
桂浜
海面がキラキラしてた
住んでるところの近く。
空の色が澄んでる
はじまり
- 2013/09/09 (Mon)
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部屋の整理も済み、一息つく間も無く、明日からは実習だ。
高知と言っても、私がいるのはがっつり農村地帯ではなくて、
住宅街や商業施設と田畑が共存しているような街。
とはいえ、メインストリートを一歩離れると、
いきなり広がる雄大な山!畑!
風景がガラっと変わって、そのギャップに驚かされる。
これから住むことになる部屋はとても新しく綺麗で
ちゃんと料理もできるし、お風呂とトイレも分かれている。
目の前はコンビニやし、スーパーも近くて便利。
ただ、やっぱり居心地は圧倒的に本来の自分の部屋がいいけど。
カーテンや、鏡の位置、物の配置諸々…
こうして座っていると、
すべてが自分仕様に設定されたあの部屋が少し恋しくなってしまう。
ここはカーテンもベージュやし、お気に入りの家具も置けなくて
少し閑散としているから。
さてと。
明日に備えて寝るとするか。
本当はなんかもっと言いたいことがあった気がするけど、なんとなく
それは今度で。
おやすみなさい。
今日見た空