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手をつなぐ

日々のこと、好きなもののことなどツラツラ書きます。

カテゴリー「日々のこと」の記事一覧

ムーミン

子育てに関して。
色々これが良いとかあるんやろうけど、なかなかの我流でやっている。
あまり不安は無い。
よくわからないことがあれば調べたりはする。
夫と相談したり、子育て経験者の妹に聞いたりもする。
けど、賢い子になって欲しいとか、才能を開花させたいとかはなくて、ただ優しい思いやりのある子になって欲しいとだけ思っていて。
不安が少ないのは、その思いに曇りが無いからかもしれない。

昨日はタオル地の小さなウサギのぬいぐるみ(鈴が内臓されていて赤ちゃんにも握れるサイズ)を使って遊んだ。
娘の真横に立ち、「ウサギさんが月からやってきました~」と言いながら、ウサギをシャンシャン振って、寝ている娘に少しずつ近づけていく。
ちょうど、空を飛んだサンタさんがそりに乗って煙突に近づいていくイメージで。
娘は自分の方へ近づいてくるウサギの姿に大喜び。
そして娘の顔まであと5センチほどになったところでウサギから手を離し、ポトンッと顔に落下させる。「落っこちました~」と言って。
娘、手足をバタバタさせて、ぎゃははと大笑い。
昨日はこれを何回も繰り返しやった。
途中でお友達のアヒルさんも加わって。

自分が楽しいと思うことをやっている。
教育的に良いこと、という視点はほとんどないかもしれない。



夫がムーミンのぬいぐるみを使って娘をあやすことがある。
「おっす、オレ、ムーミン!」…ってそれ別のキャラクターの話し口調やん、というツッコミはさておき、なかなか娘はウケている。
夫の展開するムーミン劇場は私が見ていてもおもしろいものがあって。
その一つに、”オーボールでボーリングをしようとするムーミン”、というのがある。
ムーミンがボーリングをしようと、オーボールの格子状の穴に手を突っ込んだはいいけど抜けなくなる。
何度もボールを転がそうと試みるけど、手がガッシリ穴にくい込んでしまって離れない。
すってんころりんと何度も転び、最終的には手にボールがくっついたまま布団に入って寝てしまう、という内容。
このネタは娘よりも私の方がウケて、これまで何度かやってもらってはそのたびに大笑いしている。
その様子に夫は呆れているけど、それでも再演依頼には必ず応えてくれる。
そして再演のたびに新しいエッセンスが加わり、笑いのポイントが増えているのだ。

こんな感じで楽しくやれたらいいかなと思っている。
今日はちょっと寒いけどいい天気で午後の散歩が楽しみ。
 
 
 
 
  
  



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うわずり

このブログというものを書き出したのが5~6年くらい前で、今更ながら少しばかり機能を追加して、どのページがよく読まれているのかとかそういうのをざっくり知れるようになった。
本当に今さらやけど。
意外にも映画について書いた記事から入ってくる人が多い。
音楽はコーネリアス・カーデュー、そしてスピッツ。
スピッツはスピッツの曲名をタイトルにしている記事があって。
ただ、肝心のその曲についてはほぼ何も書いてないからがっかりされてるかもしれないな。
あと、ヒャッ!となるのが、なかなかに昔の、今読んだら恥ずかしい記事を読まれていたとき。
過去の自分が書いたものを読み返すことってほとんどないから、このたび改めて読んでみて、恥ずかしッ!てなったものチラホラあり。。

いやあ…うわずっている。
フライングで出発して実は失格なのに1位でゴールして喜んでるみたいな。
力みすぎていたり、過剰に前向きやったり。苦笑
まぁ…あえて消すのもそれこそ今更やしこのまま残しておこうかと思うけど。
20代は恥ずかしいことがいっぱいだったということで。。。

こう振り返ると、趣味趣向もいろいろ変わったなぁ。
音楽は特に、聴くものが色々変わってきていてその変遷は我ながら少し興味深い。
中・高生の頃はミスチルが好きやったのにあるときパタっと聴かなくなって。
それでも日本のミュージシャンはそれなりに好きでかつては夏フェスとかも行ってたし。
それはそれで楽しかったな。
でもいつしか音楽に乗って聴こえてくる日本語が嫌になってしまって。
詩情が感じられないというか…
情感の乏しい、言葉の響きとしてのおもしろさも感じられない、うすべったい日本語の曲が増えたような気がする。
それからかな。洋楽と器楽曲ばかり聴くようになったのは。
洋楽も、私が英語に堪能なら嫌になるかもかな。
ただ今のところそうではないしたぶん今後も大丈夫。笑

自分がいつも美しい正しい日本語を使えているでもないし、芸術を十分に理解しうる素養や感性が備わっているかというとそれすらも怪しいんやけども。
ただなんか、好きじゃない、というのはあるので仕方がない。


・・・

私は日本語が好きで、小さい頃は大変な読書家やった。
物語が好きで、大学生くらいまでは小説もたくさん読んでいた。
日本文学も海外文学も。
それこそ、村上春樹なんかも当時の既刊本はほぼすべて読んだし、文豪と呼ばれる人たちの作品も読んでいた。
でもこれまたあるときからぱったり読まなくなった。
本は今も大好きやけど、小説という分野の本はこの10年以上まともに読んだものって無い気がする。
読まなくなったというか、読めなくなった。
この理由はよくわからない。
ムーミンの物語とかは今でも楽しく読めるし絵本も大好き。
実用書の類や紀行文も好き。
何より、日本語は今もとても好きなのに。
なんでやろう。

あと、こんな風に、書くということもやっぱり好きらしい。
でも、これまた不思議なことに、メールはものすごく苦手。
LINEはもっと苦手。
自分から誰かに長文LINEをすることはほとんど無い。
人との交流が苦手というのでは決してないんやけども…
なんか、一言一句の言葉の選びに時間がかかって疲れるというのが大きい。
たとえば、今日書いた文中でいうなら、「うわずっている」という言葉の類語で「浮ついている」というのがあるけど、自分の状態がどちらにより近いのかということが気になったりする。
話し言葉はその場で消えてしまうけど、書き言葉は残るから。
ブログは書きっぱなしで特定の誰かに向けて書いていないから気楽に書ける。
でも誰かに対しての言葉となると、慎重になる。
誤解の無いように伝えなくては、よりわかりやすく、より簡潔に、それでいて丁寧に。
そんなことをゴチャゴチャ考えるので返信が遅くなるし、しまいに自分からフェイドアウトしてしまうことすらある。
それが一番失礼やろ、とはわかってはいるけど、苦しくなってきてしまって。
我ながらややこしい人間だなと思う。

こんな私と結婚した夫は、まず長文LINEやメールを全くと言っていいほどしない。
長くなると思ったら電話。
長文メールが届いたりしたときにもサクッと一言で返しているらしい。
そもそも夫はLINEを見ない。
普段の生活で気に留めていないのだ。
だから重要な連絡のときは必ず着信を入れるようにしている。
ちなみにブログはもちろん、LINEを除くSNSの類は何もしておらずアカウントすら持っていない。
私の趣味にも全く影響されておらず、夫は格闘技やお笑いが好き。
私がいろんなものに傾倒しているのをそっと傍観しており、(ほう、今はそういうのが好きなのか)、というくらいに捉えている。
ただ、感想を言う時はある。
高木さんのことは、DVDを観て、「天才やな」とボソッと。
ちなみにこのブログも存在は知っているけど、夫は見ていない。
たぶん、最近更新してるよ!と言っても見ない気がする。
無関心に限りなく近い関心を持って放っといてくれる。
干渉しない、押し付けない。そして自分も影響されない。
ただ、美意識は似ていると思う。
美しい陶器のお湯呑と急須を見て、これでお茶を入れたら素敵やなと思ったり。
シクラメンの花がテーブルの上にあると気持ちが和むな、とか。
生活上の大切に想うものが一致しているというのはとても大事なことのような気がしている。

ああなんか、こうして書いてみたら、やっぱり今もうわずってる気がするな。
でもうわずった文って、書いているときには楽しいというのがわかった。

小説を読めない理由は謎のまま。





好きなものもの

娘がオーボールという、格子状に穴の開いたゴム製のボールでよく遊んでいる。
いただきもののこのボール。
最近めきめきと好奇心旺盛になってきた娘にもたせてみたら、片手で掴む、上下に振る、両手で掴む、上下に振る、指先でつまむ、転がす、投げる、ペロリと舐める、ベロベロと舐める、近くで見つめる、持ち上げて見つめる…と、現時点でできうるあらゆる遊びを試してみている。
その様子を見ていて、もっと異素材のもの…できればあまり加工されていないもので同じような遊びができるものがないかなと思い探したら、木でできたスクウィッシュというおもちゃを見つけた。
今朝方届いたので一拭きして娘に渡したらさっと掴んで夢中になって遊んでいる。
木のぶつかり合うカラカラという音色も面白いらしくなんども振っては音を確認してみている。
一眠りして起きてからすぐにまた遊びだしたのには驚いた。

ゴム製のオーボールも決して悪くはなくて、それはそれの面白さがあると思う。
でも、木のおもちゃはやっぱりいいな。
木のもつ独特の温もりのようなもの。
たくさん遊んで感じてくれたらいいなと思う。

娘と過ごす時間、相も変わらず山咲みのDVDもしくはCDをずーっと聴いている。
本当にとてもホッとして癒される。
娘もきっとそうなんやろうな。
これはすべての赤ちゃんにそうなのか、娘にとってだけそうなのかわからないけど、少なくとも娘はとてもこのライブの音を気に入っているように見える。
正直、私と娘のどっちが、よりこの音楽を好んでいるのかわからない。
泣いてても山咲みを流すと落ち着くから不思議。
そのうち擦り切れて音が聴けなくなったらどうしようかと不安になるほどに…
(今のうちにもう一枚買っておこうかな?!)

私は昔からライブDVDというのがとても好き。
というか、楽器を弾いている人を見るのが好き。
ツィマーマンのDVDも持ってるんやけど、ただピアノを黙々と弾いているのを見ているのがなんかいい。
楽器を弾いている人のまとっているオーラ、身体を動かし楽器と呼吸を合わせる様子、舞台を照らす照明とそこに照らされた演奏者の表情、うつむいたときの影。
そんなのが全部好き。
好ましい。

山咲みは、高木さんが立ち上がって全力で鍵盤を弾いているところや、冒頭で鳥のさえずりを表現しているときの表情やら好きなポイントが本当に多くて。
笛の人が見たことのない楽器を次々と弾きだすのも面白いし、バイオリニストの方の優しい表情にも癒される。
娘はそんな細かいところは見れていないので音を純粋に楽しんでいるんやと思うんやけど。
あと、ついでに書いちゃうと、終盤のコールアンドレスポンスでなかなか込み入ったフレーズを高木さんが会場に振って、戸惑う聴衆に高木さんが、大丈夫やろ、いけるいける、というのがいつ見てもおもしろくて和む。
好きな場面の一つ。
 
あ、娘が起きてきた。
何して遊ぼうかな。
歌でも歌おうかな。
お、スクウィッシュつかんだ。
これ、買ってあげて良かったな。
 

夢と現実と

夢をみた。
夢の話って、見た本人にしかわからないところが多いし、一呼吸ごとにどんどん遠のいてしまうしで、あんまり人には言わないようにしている。
でもまあ、たまには…。



私はサーカス団の一員で、クラリネット吹きをしている。
あるとき、非常に重要な聴かせどころで楽器の音が出なくなってしまう。
吹いても吹いても音自体が出ない。
周りの団員らが気の毒そうな目で私を見ていて、違うんです!音出ます!今出します!とか言っちゃったりするんやけど、結局出ない。
その日の夜、私はローラーで体を平べったく伸ばされ、端切れとなってサーカスのテントの一部に使われることとなる。
魂だけになった私は、テントを茫然と見ている。
真っ白のテントの中に、よく目を凝らしてみると、私の名前がマジックで書かれた場所があるのに気付く。
(ああ、私この部分に使われてるんや…)と思い悲しくなる。
そして、必要なときに必要な音を出せなかったことを改めて申し訳なく思う。

…という内容。
夫の、おーいという声で目が覚めて時計をみたら、夫の出かける時間が迫っていた。
飛び起きて、茫然とした頭に急いでエンジンを掛け、お弁当づくりをした。
お弁当が無事完成したあと、まだもう少し時間に余裕のあった夫にボソボソと夢の内容を話した。
ハハハハッ!なんやねんそれ!と笑われ、少し救われた。
ちなみにローラーのくだりで既に笑っていて、その後のマジックの部分で更に笑っていた。

クラリネットという楽器が夢によく出てくる。
大体、音が出ない、という内容。
苦しい苦しいと思いながら息を吹き込む夢。
悪夢だ。
なんでピアノや今やっている弦楽器が出てこないのかは謎。
もしかしたら出てきているけど悪夢じゃないから記憶に残っていないだけなのか。
うーん…不条理やわ。

つい先日の楽器のレッスンで、先生から大ヒントをもらった。
散調という曲には舞踊があるのだと。
自分の音を聴いて踊れるかどうか考えてみて、と。
その話を聞いた直後、踊り子さんが大きく肩を揺らしながら踊っているイメージで演奏したら、先生が興奮気味に、「今の、すごい良かった!」と言ってくれた。
自分でわかった?全然違ったよ!こんなに変わるってすごい!と。
正直、自分では明確な違いを感じるまでは至らなかったけど、なんか楽しくなったような気がした。
あと、気持ちが良かった。
ずっと暗い曲だと思っていたけど実はこれは楽しい曲なのでは、という気づきもあった。
先生からは、踊るように弾くということと、是非歌ってもみてねと言われた。
それからはたまに歌っている。

先生と楽器を弾くのが楽しい。
子どもを預けたりなんやらの都合でレッスンは月に一度やけど、すごく気持ちが解放されるし、帰りにはギュウギュウと温かい充実感で満たされる。
無理のないようにね、と言われている。
好きなことなので無理はしていない。

しかし…クラリネットも好きやったのにな。
いや、嘘。そんなにかも。
合奏が好きやった。
みんなで弾く、色んな音の重なり合いが楽しくて吹奏楽部に入ってた。
だからなのかな…。悪夢は大抵、一人で吹いてるから。
いや、でも今の楽器、一人で弾いてるよな。
悶々。
もう考えるのやめよう。
不条理やわ。

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