手をつなぐ
日々のこと、好きなもののことなどツラツラ書きます。
風の市
- 2012/02/20 (Mon)
- 演劇 |
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MAYの『風の市』と『チャンソ』を観た。
私はたぶん、これまでもこれからも、まともな劇評を書けるようにはならないんやろうなと思う。
細部の緻密な観察とか考察とか苦手やし。
それでも書こうと思うのはやっぱり素晴らしいものを観たと思うから。
演劇の専門的なことはよくわからないけど、やっぱり言いたい。
すっごい良かった。
めっちゃ笑ってめちゃくちゃ元気出た。
なんか私、この半年くらいで一番笑ったと思う。
・・
「「風の市」あらすじ
1960年代後半、大阪。
猪飼野と呼ばれた町に住む7人兄妹の新井家に突然やってきた「兄さん」・・・。
彼の巻き起こす突風の向こうには、兄妹達の知らない世界、知らない故郷があった。
ふらりとやってきた兄さんが、ふわりと海へ還るまでの、瞬く間の7年間の物語。」(ここから引用)。
この「兄さん」、その名もソンジンは、韓国・済州島からの密入国者。
家の周りには密入国者を捕まえるために警察がうろうろ・・・。
ストーリーが進むにつれ、徐々に明るみになる事実。
ソンジンは済州島で起こった悲劇の大虐殺事件(4・3事件)で家族を殺され、
一族のうち、唯一生き残った存在であったのだ。。。
と、こう書いてみると何やら重いお話のようやけど、
これがめっちゃおもしろかったのです。
いや、もう、何がそんなに面白いねんって突っ込まれかねないくらい笑った。
とにかくツボにハマる笑いとユーモアの世界が繰り広げられてて。
途中、父親が死んだり、事件のことが明らかになったりするのに、
そこに生きる人たちへの愛おしさに笑いが込み上げては止まらない。
つらくてもしんどくても笑いがあるってなんて素敵なんやろうって。
ソウルフラワーユニオンの「風の市」のフレーズが今も頭の中回ってる。
「Ah- ここは笑いと涙の舞台
悲しすぎて笑いながら毒を吐いてる」
この密入国者のお兄さん・ソンジン(愛称ソンジニ)が私は大好きだ。
観ながらずっと、ああ、私、この人のことめっちゃ好きやなぁって思った。
強引で、めちゃくちゃで、うるさいくらいよく喋る。
いつも元気いっぱい。
でもロマンチストなところもあって、情に厚い。
周囲の評価は「あんな男は絶対ダメだ」とボロカスなのに、
なんかどうしても心惹かれてしまう。
魅力的なのだ。
どこがいいのかと聞かれてもうまく言えないけど、ああいう人が目の前にいたら
私は絶対好きになってしまう。
そういう人。
ソンジンが恋に落ちる文野洋代を演じたふくだひと美さんは相変わらずめっちゃかわいくて、
二人が夫婦になる場面では(良かった!)と心から思い、
ソンジンが死んでしまったときはめちゃくちゃ悲しいと思った。
なんかこの余韻が今も残ってて・・・。
(あー、今日全然うまく書けてない気がする!笑)
でもなんやろう。
良かった。
今日、とある人から、優しいとか嬉しいとか楽しいとかそういう幼稚なことを
安易に言うなと注意されたんやけど(笑)、
でも、難しいこと、やっぱ言えないかも。
『風の市』は今の世にはびこる得体の知れない不安や苦しい気持ちを相当軽くしてくれる
作品やと思う。
少なくとも私はめっちゃ救われた。
しんどいことばっかで暗いニュースばかりで、でもその中を生きないといけなくて。
この物語の中を生きる人たちもそう。
しんどいこといっぱい起こるけど、でもあんなにもおもしろい。
笑いって希望やなと思う。
つらいときでもやっぱりおもしろいこと言いたいもん。
落ち込んでるとき、笑いがどれだけ気持ちを軽くしてくれることか。
笑ってたら束の間忘れられることがある。
そういうの、信じてる。
仮に馬鹿にされたとしても。
とりあえずアップしよう。
『チャンソ』のことはまたあとで書こうと思います。
私はたぶん、これまでもこれからも、まともな劇評を書けるようにはならないんやろうなと思う。
細部の緻密な観察とか考察とか苦手やし。
それでも書こうと思うのはやっぱり素晴らしいものを観たと思うから。
演劇の専門的なことはよくわからないけど、やっぱり言いたい。
すっごい良かった。
めっちゃ笑ってめちゃくちゃ元気出た。
なんか私、この半年くらいで一番笑ったと思う。
・・
「「風の市」あらすじ
1960年代後半、大阪。
猪飼野と呼ばれた町に住む7人兄妹の新井家に突然やってきた「兄さん」・・・。
彼の巻き起こす突風の向こうには、兄妹達の知らない世界、知らない故郷があった。
ふらりとやってきた兄さんが、ふわりと海へ還るまでの、瞬く間の7年間の物語。」(ここから引用)。
この「兄さん」、その名もソンジンは、韓国・済州島からの密入国者。
家の周りには密入国者を捕まえるために警察がうろうろ・・・。
ストーリーが進むにつれ、徐々に明るみになる事実。
ソンジンは済州島で起こった悲劇の大虐殺事件(4・3事件)で家族を殺され、
一族のうち、唯一生き残った存在であったのだ。。。
と、こう書いてみると何やら重いお話のようやけど、
これがめっちゃおもしろかったのです。
いや、もう、何がそんなに面白いねんって突っ込まれかねないくらい笑った。
とにかくツボにハマる笑いとユーモアの世界が繰り広げられてて。
途中、父親が死んだり、事件のことが明らかになったりするのに、
そこに生きる人たちへの愛おしさに笑いが込み上げては止まらない。
つらくてもしんどくても笑いがあるってなんて素敵なんやろうって。
ソウルフラワーユニオンの「風の市」のフレーズが今も頭の中回ってる。
「Ah- ここは笑いと涙の舞台
悲しすぎて笑いながら毒を吐いてる」
この密入国者のお兄さん・ソンジン(愛称ソンジニ)が私は大好きだ。
観ながらずっと、ああ、私、この人のことめっちゃ好きやなぁって思った。
強引で、めちゃくちゃで、うるさいくらいよく喋る。
いつも元気いっぱい。
でもロマンチストなところもあって、情に厚い。
周囲の評価は「あんな男は絶対ダメだ」とボロカスなのに、
なんかどうしても心惹かれてしまう。
魅力的なのだ。
どこがいいのかと聞かれてもうまく言えないけど、ああいう人が目の前にいたら
私は絶対好きになってしまう。
そういう人。
ソンジンが恋に落ちる文野洋代を演じたふくだひと美さんは相変わらずめっちゃかわいくて、
二人が夫婦になる場面では(良かった!)と心から思い、
ソンジンが死んでしまったときはめちゃくちゃ悲しいと思った。
なんかこの余韻が今も残ってて・・・。
(あー、今日全然うまく書けてない気がする!笑)
でもなんやろう。
良かった。
今日、とある人から、優しいとか嬉しいとか楽しいとかそういう幼稚なことを
安易に言うなと注意されたんやけど(笑)、
でも、難しいこと、やっぱ言えないかも。
『風の市』は今の世にはびこる得体の知れない不安や苦しい気持ちを相当軽くしてくれる
作品やと思う。
少なくとも私はめっちゃ救われた。
しんどいことばっかで暗いニュースばかりで、でもその中を生きないといけなくて。
この物語の中を生きる人たちもそう。
しんどいこといっぱい起こるけど、でもあんなにもおもしろい。
笑いって希望やなと思う。
つらいときでもやっぱりおもしろいこと言いたいもん。
落ち込んでるとき、笑いがどれだけ気持ちを軽くしてくれることか。
笑ってたら束の間忘れられることがある。
そういうの、信じてる。
仮に馬鹿にされたとしても。
とりあえずアップしよう。
『チャンソ』のことはまたあとで書こうと思います。
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