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手をつなぐ

日々のこと、好きなもののことなどツラツラ書きます。

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小さないとなみのこと

少しだけ。
高木さんの書いてた話がとても良かったのと色々思ったことがあって。
http://www.cinra.net/interview/201612-tomorrow


義父が常々震災のことを話していて、結局のところ田舎で自給自足が一番いいと言っている。
熊本の地震のときに井戸水がいかに役立ったか、とか。
ホンマにそうなんやろうな、と思う。
文中にあった、”…そのときに、「余っているから野菜をどうぞ」って言うのと同じように、自分の暮らしから溢れてきた技術や作品をお裾分けできた人もいたし、そうじゃなくて、「みんなが生きるべき社会のかたちはこうだ」「人間はこうであるべきだ」と頭で考えて発信していた人の、大雑把ですが、2種類の人たちがいるなと思えたんです。
人を動かしたりつなげたりできる人は確かに社会を動かします。でも、その人自身が理想とする社会や生き方があるのなら、その理想に向けた暮らしをちゃんとしている人がいいなと思ったんです。”
の部分、これ私も思ってて、こうやって文字として可視化されたことで、そう!って改めて思えた。

私の知り合いに社会運動をしている人たちがいて、その人たちの言ってることとか本当にその通りなことが多くて、そうやなそうやなって思うんやけど、ずっと言葉にできない何とも言えないモヤモヤ感が心の中をくすぶっていて。
でもこれって言っちゃうと絶対ダメなことな気がして言えなくて、でも違和感だけはあって。
こうあるべきっていう社会の在り方を提示しているその人が、家の中は埃だらけでジャンキーなものばっかり食べてて自分の心と体を全然大事にしていなかったりすることがある、と思う。
(私の知らないところでは本当はちゃんとしているのかもしれないし、そうだったらごめんなさいやけど…)
なんか、そういうのがあんまりいいと思えなかった。

今、街なかに住んでいると、たとえば季節の移ろいを楽しんだりそういうのって本当に難しいし、そういうことが無意味とまでは言わないにせよ、個人の娯楽というか好きなことして楽しんでいるだけって思われることすらあると思う。
でも、そういうことをせずして生きる意味って何かあるのかな、と思う。正直。
気持ち良く、幸せに生きるためにできることって大きな何かを一気に変えようとすることだけじゃないと思うのです。
小さなものを慈しむ気持ちや大事に大切に育もうとすることだってすごく重要じゃないのかと。
本当に些細で微力やけど、そういう小さな営みの美しさを守ろうとすることも、過度な効率化や欲望の渦巻きに飲み込まれないための抵抗やと思う。
(なんだかエラそうに色々言ってるな…)
でも、こういう、普通の当たり前ともいえる感性をもって生きるということをずっとやっていきたいしそこは守りたいことやなと改めて。
そして一個一個、ひとつずつひとつずつ。
(↑まゆみさんが私がせわしない気持ちになっていたらいつも隣で言ってくれていた言葉!)
 
最後、謎の決意表明みたいになったけど。

はぁ、勢いで書いてしまった。


娘が昨日手に入れたクマのぬいぐるみの足をギュッと掴んで寝ている。
離そうとしたら更に強くつかむのでそのままに。
ドイツから来たクマさんで、胸に割れない鏡がくっついてて、耳はカシャカシャ鳴って、胴と足はつるつるしている。
そして手には大きなお手玉がくっついてある。
夫が昨日、彼を、”おて・だまお”と名付けた。
ドイツから来たのにめっちゃ和名。
夫曰く、正式には”ダマーオ”なんだと。
”オテ・ダマーオ”
笑った。

なんか終わると言って終わってない…!
しかも書いたら少しだけじゃないやん、これ。笑

ま、いっか。


今度こそ、良いお年を!

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