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手をつなぐ

日々のこと、好きなもののことなどツラツラ書きます。

追憶の彼方

これは…もしかして私に向けたメッセージなのかなぁ。
うーん…でも、そんなはずないしな…
いや、これに関してはやっぱりありえないな…。
また何でも良いように勘違いするいつもの私の悪い癖が出てるだけな気がする。

独り言。(頭がおかしくなったと思われるかもやけど大丈夫。たぶん。笑)



仕事が楽しい。
身体は疲れるけど、仕事のおかげで心はとても元気でいられてる。

今、コロナの関係で病院では面会制限が続いていて、患者さんとその家族がずっと会えないでいる。
そんななかで、テープに声を吹き込んだものを持ってきて託す家族や、患者さんの好物をたくさん持ってきては食べさせてくださいとお願いする家族…
本当にいろんな家族の姿があって。
どうか少しでも早く会わせてあげたいと事態の好転を祈る日々。

今の病院は、予後の限られた人たちが入る病院で、終末期のケアもしている。
患者さんと昔話をしたり、好きだった歌を歌ったり。
声を出せない人の声を聞き、表情や気配やその人のすべてから思いを受け取る。
私はその人たちの元気だった頃を知らない。
どんな場所でどんなことを考えて何をしてきた人なんやろう。
今の姿だけじゃない、ここに至るまでの辿ってきた歴史を知りたいなと思う。

今は寝たきりだけどかつては日本舞踊を楽しんでいた患者さんと、家族が持ってきた盆踊りのカセットを再生して一緒に聴いた。
いつもはほとんど言葉を発さない口もとが、炭坑節の「月が〜出た出た〜」のフレーズに緩む。
笑顔。
しばらくして目には涙が。
じっと一点を見つめて何かを思い出しているような表情。
なんだか、人のとても美しいところを切り取って見せてもらえたような、そんな時間。



私の祖父母と同じ島の出身の人もいる。
とても寡黙な人だと聞いていたのだけど、同郷だと話したらとても喜んでたくさん話をしてくれて。
話の中で祖父母とは隣村同士だとわかりまた喜んでくれた。
今では病室を訪れたら笑顔で迎えてくれる。
島の特産品のこと、方言のこと、風習のこと。
村での暮らし、見ていた景色…。
本当にいきいきと話されるから私も自分のルーツのあるあの島を訪ねたくなってきた。
行ってみたいな。





明日に備えて寝ます。

おやすみなさい☆



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