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手をつなぐ

日々のこと、好きなもののことなどツラツラ書きます。

目ざす先には

某病院の採用試験を受けようかと思っている。
色々と悩み、私の希望している条件をすべて備えた病院ではないけれども・・・。
それでもそこがいいなと感じた一番の理由は、空気が吸いやすかったから。とでも言うか。
威圧感が無い、明るい雰囲気。
患者さんのハツラツとした表情。
気軽に声をかけ挨拶をしてくれるスタッフ。
そして上司になるであろうリハ科長の、無駄のない、でも親切な説明。
病院の良さを誇張するでもなく、足りていない点や欠点も語ってくれる。
私が視線を上げると、質問かな?と思ったのか、「どうぞ」と言ってくれる。
「あ、いえ…」と口ごもると、微笑み、続きを話してくれる。

私自身、ごく自然体に振る舞っていて、その場に自分がいることの
違和感の無さも感じた。
ここがあなたの職場ですよ、と言われたとして、普通に毎日通えそうな感覚というか。
駅から病院に続く道がひたすら一本道で、途中に公園があったり、老夫婦がのんびり
散歩してたりするのも気に入った。

まぁ、そんな理由で決めるのか、と詰め寄られると、ちょっとぐらつくものが
あるんやけども。
でも、いいかな、と思う。

・・

これまで、実習や就職のための病院見学でいくつかの病院を見て、
色々と感じた。
訓練、という名のもと、単にセラピストのエゴでやってるだけじゃないのかと
感じるような関わりも少なからず見かけた。
うまくいかないのを患者さんのせいだと言う人もいた。
自然回復なのか訓練の効果なのかわからないのに、
自分が治したんだと言う人もいた。
疑問に感じることもたくさんあり、しんどいなと感じたこともあった。
でも、最後に行った実習で、「患者さんとの気持ちの交流を大事に」と教える先生と出会い、
私は初めて、自分が自分らしく患者さんと接し、同じ時間を過ごせた気がした。
この仕事はとても素晴らしい仕事だと感じ、私が始めた学びは正解だったと思えた。

福祉の世界にいたからというのもあるのかもしれないけれど、
やっぱり、結局のところ、私がやりたいことというのは、
患者さんを”治す”というのではなく、何よりも、元気になってもらうことなのだなぁと。
関わりによって、笑顔が増えたり、幸せな時間が増えることが
一番うれしいことやし、それが私にとってはきっとやりがいなのだと思う。


でもいざ働きだしたらまた色々とあって、
あれやこれやと悩むんやろうなぁ。笑
まぁ、でも、それでもいっか。



落ち着いたらどこかまた旅したい。
 



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