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沈黙は
- 2013/06/19 (Wed)
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長田弘という詩人の詩で「人生は森のなかの一日」というのがあって。
こうやって始まる。
「何もないところに、
木を一本、わたしは植えた。
それが世界のはじまりだった。」
グスタフ・クリムトの絵と共に流れる言葉たち。
何もないところに植えた一本の木はたった一本で
そんな儚いものが、どうやって世界をつくりだせたんやろう。
でももしそれで世界がはじまったのだとしたら、
それは希望以外の何物でもないな。
誰かと出会い、言葉を交わす。
思いを伝える。
そこから生まれる世界がある。
・・
さっき、ガラスのコップに水滴がついていて、
そのあとそこに置いた紙が濡れた。
ほんの一滴のしずくが紙を濡らす。
そして、文字をにじませる。
存在している限り、何かに影響している。
たとえば私が今涙を流したら
同じように紙を濡らし
文字をにじませるやろう。
もしももっとたくさんの涙を流したのなら
燃え盛る炎を少しばかり鎮めるのかもしれない。
たとえほんのわずかでも。
無駄なものなんて、きっと何もない。
「森の木がおおきくなると、
おおきくなったのは、
沈黙だった。
沈黙は、
森を充たす
空気のことばだ。」
・・
「次の日、きみがやってきて、
そばに、もう一本の木を植えた。
木が二本。木は林になった。
三日目、わたしたちは、
さらに、もう一本の木を植えた。
木が三本。林は森になった。」
沈黙は
世界のはじまりは
こうやって始まる。
「何もないところに、
木を一本、わたしは植えた。
それが世界のはじまりだった。」
グスタフ・クリムトの絵と共に流れる言葉たち。
何もないところに植えた一本の木はたった一本で
そんな儚いものが、どうやって世界をつくりだせたんやろう。
でももしそれで世界がはじまったのだとしたら、
それは希望以外の何物でもないな。
誰かと出会い、言葉を交わす。
思いを伝える。
そこから生まれる世界がある。
・・
さっき、ガラスのコップに水滴がついていて、
そのあとそこに置いた紙が濡れた。
ほんの一滴のしずくが紙を濡らす。
そして、文字をにじませる。
存在している限り、何かに影響している。
たとえば私が今涙を流したら
同じように紙を濡らし
文字をにじませるやろう。
もしももっとたくさんの涙を流したのなら
燃え盛る炎を少しばかり鎮めるのかもしれない。
たとえほんのわずかでも。
無駄なものなんて、きっと何もない。
「森の木がおおきくなると、
おおきくなったのは、
沈黙だった。
沈黙は、
森を充たす
空気のことばだ。」
・・
「次の日、きみがやってきて、
そばに、もう一本の木を植えた。
木が二本。木は林になった。
三日目、わたしたちは、
さらに、もう一本の木を植えた。
木が三本。林は森になった。」
沈黙は
世界のはじまりは
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