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手をつなぐ

日々のこと、好きなもののことなどツラツラ書きます。

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奇跡のような

色々つらつら書いてきたけど、一旦このブログをここら辺で締めようかと考えている。
閉める、ではなくて。

そもそも一時期に比べて書く頻度もすごく減っていて、それをなぜまた書き出したかというと、高木さんの『山咲み』があまりに素晴らしかったからで。
本当に久しぶりの純粋な感動と心洗われる感じを味わって。
このことを自分の中でだけ完結させたくない、誰かわからないけどどこかの誰かにも伝えたいと思った。
ほとんど衝動的に。

で、その目的はとりあえず達成されたのかな、と…。
なんとなく自分の中で納得がいったというか。
もう高木さんも新しいところへ進んで行くと言っているし、うん…。
たぶんこれからも高木さんの音楽はうちの小さな娘と一緒に聴いていくと思うけど。
いつか娘と一緒にコンサートに行けたらいいなと思っている。



今、娘を育てながらときどきとてつもなく不安になる。
子育てに関してではなく、この社会、この世界、この地球に関して。
この子が生きる将来にはどんな景色が広がっているんやろう…。
今、どこを見てもいがみ合う人たちがいて、ネットの中は酷い言葉で溢れかえってもいる。
綺麗なものがどんどん減って、輝きを失って。
これから先、くすんだ灰色の世界が待っているんじゃないかってそんな風に感じて暗澹とする。
あまり希望が持てないな、と。

そんななかで山咲みを観て、本当に綺麗なものを見せてもらえた気がして。
曇りのない、清流に触れたかのような。
高木さんの奥さんのみかをさんの絵本『かがやき』も毎日娘と読んでいる。
やさしい絵と素朴なことば。
夫婦いつも寄り添いあって作品を作ってはるんやなぁ、助け合って暮らしてはるんやなぁと。
そういうのもなんだか温かい気持ちにさせてくれた。

私と夫もいつも助け合っている。
本当に何でも相談して、思いつきで適当なことを話したりもできて、でもときどきたしなめられたりもして。
夫も私に何でも相談して、ときどき私が夫をたしなめたりもする。
夫は私にとってとても縁のある人なんやろうな。
夫にとっての私も。
こんふうに直接出会ってひきあう縁もあれば、あるとき偶然出会う本や音楽…その創り手との出会いもまた縁なんやろうな。
必然なのか偶然なのか。
もしかしたら奇跡のような必然なのかもしれない。
そう思ったら、また少し希望が湧いてくるような気がする。


そんなことを思いながら。


(こんなこと言っといてまたなんとなく書くかもしれないけれど…!)









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