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手をつなぐ

日々のこと、好きなもののことなどツラツラ書きます。

表現すること。

マライア・キャリーのアルバム『Merry Christmas』を聴きながら。
このアルバム、私が中学生の頃、みーんな持ってた。
カセットに入れたりとかしてレンタルもすごかったし。
私もたしか強制的に貸されてカセット持ってたもんね。
(「マライアは聴いとき!!」とか言われて。笑)
いまだにクリスマスの時期になると思いだして聴きたくなる。名盤。

・・

今日は久しぶりにのんびり何も考えずに過ごした。
夕方にはヘグムを弾きに行って・・・。
楽器を弾いて、洗濯をして、ご飯を食べて。
そして今はこうして言葉を綴っている。
隣を見ると、シクラメンが綺麗。
ヘグムの発表会のときにもらった鉢植えの花。
あれからちっとも枯れずに、むしろ新しいつぼみをどんどん開かせながら
たくましく伸びやかに咲き誇っている。
 
ヘグムの発表会の日からもう1か月が経つのかぁ。
このブログを見てくれている方ならご存知のとおり、今はとにかく勉強づくめの毎日で
発表会の練習も悲しくなるほどに出来ていなかった。
当日も、私より技術的にはるかに先に進んだ方がたくさんいらして。
練習量が違う、努力も違う、それに伴う技術も当然違う・・・
正直、発表会前日は曲を弾きこなせていないことが憂鬱で仕方なく・・・。
どうしたものかと思っていた。

でも、そんななかで私の強みが何かあるとしたら、
ただひたすらに『Bridge Over Troubled Water』という曲が好きで
たくさん聴きこんできたということ。
技術の不足を補う表現が存在するとは思わないけれど、
下手でも胸を打つ演奏はある。
それを信じて、じゃあそれはどういう演奏かと考えたとき、
何よりも、曲のもつ世界観を壊さずに自分がその世界の一員となること。
この曲と過ごしたたくさんの時間を思い出しながら
私自身と音の世界とがぴったりと重なるように。
最後はそれだけに集中していたような気がする。

今日、ヘグム教室に行ったら、ミヒャン先生から思いがけない話を聞いた。
発表会を観に来ていたとある観客が、なんと私の演奏に感動し、
涙まで流されたのだということだった。
演奏前、司会の人に読んでもらう一言メッセージとして、
私は、しんどいときやツライときによくこの曲を聴いてきたということ、
実習中も聴いて励まされていたことなどを読み上げてもらった。
その言葉と演奏とがぴったりマッチしていたのだと。
胸を打つ演奏というのは技術じゃなく、
もっと別のところにあるのだとわかりました、と、
その方はそんなことまで言ってくれていたらしい。

たしかに思い起こせば当日、曲を弾き終わり顔を上げたとき、
目の前のお客さんたちの眼差しが皆、とても優しく温かったような気がした。

私は楽器の表現者として、今のところ二流どころか三流レベルやけども
でも、そのつたない演奏が誰かの心を動かしたという事実がもしもあるのだとしたら
それはやっぱりあまりにも嬉しく、
表現者としての喜びのようなものを感じる出来事だった。
これから楽器ももっともっと練習して弾きこんで、
来年は三流から二流へ、やるからには表現者として恥ずかしくないレベルまで
頑張っていきたい。
頑張ろうと思った。

やっぱり私は楽器が、音楽が
大好きだ。



でも・・・
とりあえず、今は勉強する!笑
 
   







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