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手をつなぐ

日々のこと、好きなもののことなどツラツラ書きます。

つながる

昨日あれから続きを書こうと思ったら、そのまま倒れて寝ちゃってました。

・・
土曜の話。

ココルームへ行ってきました。
ココルームとは・・・
「大阪・西成にある商店街「動物園前一番街」のなかにあるココルームは、アートNPOが運営するインフォショップ・カフェ。アートと社会の接続点、人々のつながりをつくる場所をめざしています。
ちいさな店ですが、さまざまな人が集います。アーティスト、アクティビスト、高齢者、働く人、こども、旅人、、、世代も職業もばらばら。みんなで語りあえることを大切にしています。夜にはトークイベントやライブを開催しており、コミュニティの拠点となっています。
ココルームは情報交換の場所であり、発信の拠点でもあり、今日もオープンしています。」
(HPより引用)

ここを運営されているのは「こえとことばとこころの部屋」という団体さん。
出会いは、今年の1月、この団体さんが主催している『アートの力を信じる。』という
シンポジウムに参加したこと。
これに私は一人で参加したんやけど、これが非常に刺激的でヒントに溢れたシンポジウムで。
誰か誘えば良かったーってめっちゃ後悔というか反省した。

このシンポは、コミュニティアートというものについて
色んな角度から考えるという内容だった。
谷川俊太郎さんが釜が崎を歩いて作った詩を朗読されたり、
小沢健二さんがNYからスカイプで思いを語ったりと、本当に盛りだくさんで、
主催されている詩人の上田假奈代さんの問題意識にも共感するところが
たくさんあった。

上田假奈代さんがこういうことを言っている。
「資本主義にいきづまり、社会が変化する過渡期にあって、分断されがちな個人が
つながっていく機会をつくることはとても大切である。
自分の考えや意見を表現し、表現されたものを受け取る力を養うことによって、関わり合って生きていくという、人が生きるうえでの当たり前さを引き受けていくことを「アート」は下支えするのではないか、と考えている。」
(『OCA!大阪コミュニティアート2009事業報告書』より)

・・
ちょっと自分の話を。
私は大学で福祉を学び、卒業後それを"専門"に働いてきたのやけれども、
やればやるほど、いろんな疑問を抱かずにはいられず・・・。
そもそも、「福祉」って本来は特化されたり専門化されるものではないのではないかと。
人の生活に関わる部分に"専門"というものが入り込むことで
日常は特殊なものへと変わってしまう。
生活してたら当然発生する種々の雑多なことや無駄は排除されて、
生活に枠組みができてしまう。
そして"専門"の入り込む度合いが高くなればなるほど、その枠組みは更に屈強になっていって
一人ではどれだけジャンプしても飛び越えれないほどの壁が築き上げられてしまう。
それはもう、あれよあれよという間に。
ただ、かく言う私も、資格をもつ"専門家"なわけでして。
なってしまっている上で発するこの言葉の陳腐さったら!
ま、でも、だからこそ言いたいみたいなところもあって。
私馬鹿ですって。
いつもそこから。

・・なんかこれ書き出したらものすごい長くなりそうやな。笑
まぁいいや。書こう。

私自身、音楽や映画や演劇や絵やもうそういうのが大好きで、
そこからいつも元気をもらっているんやけど、
ここでよく書いている、はなも音楽が大好きで。
ドンドン鳴り響く太鼓の音で大爆笑する彼女を見ていると、
ああ、幸せが今眼の前にあるって思うの。
こういう一瞬のきらめきが大事なんやって、そう思う。
別に刺激的でなくてもいいから、何かにハッとする瞬間って素敵じゃないですか。
このハッとするっていうのは、何も喜びだけじゃなくて、
怒りも悲しみも当然あるわけなんですが。
そういうのにちゃんと気づいていけることが大事なんじゃないのかなと。

福祉の専門的な表現でいうなら、クオリティーオブライフ(生活の質)を上げるって
こういうハッとする瞬間をいかに担保できるかにかかってるんじゃないのかなぁ。
決められた場所で決められた日常を安定したペースで安全に過ごすことは
必ずしも生活の質を上げることにはつながらないと思う。
もちろん、そこに驚きやきらめきがあれば別やけど。
なんというか、生活ってもっと雑多で無駄に溢れてて、
それを無くしちゃったらダメだと、そう思うのです。
雑多で無駄に思えることの中に色んなヒントが隠されてる。
そしてアートにはそのヒントがたくさんあるような、そんな気がしていて。
この1年はとにかく色んなものを観に行って聴きに行ってとしてますが、
色んなアートとそこに生きる人に触れながら
この直感は間違ってないような、
なんか最近はすごくそういうことを思います。

前やった二人展もね、みどりんとそういうのをちょっと意識しながら
やってみたところがあって。
人と人とのつながりとか、ハッとする瞬間とか、そういうのをあの空間(古民家ギャラリー・はるひ)で
作れたらいいなぁと。
二人展では実際、色んな人にその部分を喜んでもらえて、すごく嬉しかったんやけども。
今後もちょっと色々計画中。
同じ思いをもった相棒のみどりんと少しずつ力を合わせてやっていこうと思ってますので
またどうぞよろしくお願いいたします。(改めて。)
あー、しかし、もっともっと勉強しないとな。
色んな人に教えてもらおう。・・よし。(独り言!)


・・

写真を撮らせてもらいました~。


3b368732.jpeg




お店(ココルーム)の中。
奥の畳のスペースで私が愛読している
『うさぎ!』を読む会を
月に1回されているらしい。










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ココルームの岡本さん。
たくさん資料いただいて
ありがとうございます。
しっかり読ませていただきますね!
(写真暗くて、しかもふい打ちでごめんなさい。笑)








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