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手をつなぐ

日々のこと、好きなもののことなどツラツラ書きます。

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今、患者さんがよく亡くなる病院で働いている。
自宅に帰ったり退院後に施設に入る人なんかも多少はいるけど、ガンの末期や他の病気の終末期の人が多い病院。
私の患者さんもよく亡くなる。

前にも書いた気がするけど…コロナ禍でもうずっとどの病院でも面会制限が続いている。
終末期の人のいる病院も同じく。
だから、職種的に私が患者さんらの最期の時間を一番長く過ごすなんてこともよくあって。
家族よりも誰よりも私が。

できるだけ安らかに、少しでも過ごしやすく。
そう思って関わってはいるけれど、臨終の場面ではいつも涙が溢れる。
ここにいるのが私でいいのかな。
そんなことを思ってしまっては落ち込む。

本当に、何人見送ってもそうなのだ。
割り切って、人はいつか死ぬんだから!なんてことはやっぱり思えずにいる。
関わりが深くなるほど別れが辛くなる。
段々、その日が近いことがわかってくるとどうにもやりきれない気持ちになったりもして。
家に帰ってもふとした瞬間に思い出しては悲しくなって涙が溢れたり。
ときどき、こういう人間は対人援助に適性がないんじゃないかと思ったりもする。

でも今日、状況は違えど同じような思いを持ってる人がいることを知って少しホッとした。
本当に人との関わりには悩みが尽きない。
でも、少しでもより良くやれるように、学んで考えてやっていこう。
そう思った。



心が今、すとんと着地して落ち着いてる。
思うに、自分の気持ちの居心地のいい場所というのがある気がして。
今はそんな感じ。
こんなことを話してるとき、すごく自然な自分がいるような。

安心する。



寝ます。

おやすみなさい。


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