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手をつなぐ

日々のこと、好きなもののことなどツラツラ書きます。

姉妹。

休日の朝。
子どもたちが午前中はいないので珍しく何か書いておこうかなと。
こんなことがあったよの備忘録的な。



子どもたちは二歳半ちがいで、学年は2学年ちがい。
何事も計画的でぬかりない上の子と、マイペースに自分の世界を生きる下の子。
似たところがほぼ無いような二人だけど、仲はいい。
特に次女は姉のことが大好きで、ベタベタするわけではないけれど、いざとなれば姉がいるという安心感を常に持っている感じがある。長女もそれをわかっていて、手の焼ける妹をさりげなく確実にフォローしてくれている。
お菓子が奇数個あれば、かならず妹に2個、自分は1個に取り分ける。色違いのものがあったら、先に選ぶのはいつも次女の方だ。見かねて、「たまには自分が先に選んだらいいよ」とこちらが言っても、譲ってあげる方が気持ちが落ち着くのだと。それをわかってる次女は「ありがとう!」といつだって満面の笑顔だ。

長女は勉強が趣味みたいな子で、帰ってくると進研ゼミのタブレットを開いて学習を自発的に始める。
勉強しなさいなんて言わないし、言う気もないのだけれど、彼女はそれを好きらしい。
漢字検定では満点をとり、テストも96点以下を取ったことがない。というか、ほぼ満点。
なので、この前の学期末テストで初めて国語が94点だったときは本人も親も軽くショックを受けた。
他の教科は満点だっただけになおさら。
答案を見たら、読解問題で減点されていたのだけど、答えを如何様にも書けるような悪問だった。
ちょっと納得がいかなかったので担任に問い合わせてみたら、なんだかはっきりしない答えしか返ってこなくて。これは暖簾に腕押しだと悟り、娘には気にしなくていいよと伝えた。

あまり先生のことを悪くは言いたくない。小学校の先生はみんな大変なのを知っているから。
でも今回の長女の担任は、それを差し引いて、努めて大らかな気持ちで見ても、なかなかな感じだった。
学級崩壊しかけたクラスは教務主任が割って入っても結局立て直されることはなく、授業は遅れに遅れて家庭学習でのサポートがないとどうにもならない状態だった。それなのに担任には問題意識が希薄で、なんだか他人事のような距離感で子どもたちと接しているように見えた。
娘は授業が遅々として進まなかったり、掃除の時間に誰も真面目に取り組まなかったり、小さな争いがそこかしこで起こっている日常にストレスを募らせ、スケートの課外授業の日、ついに学校を休んだ。「もう行きたくない」と。
救いだったのは、翌日、どうしても無理なら午前中で帰ってきていいからという前提で向かった学校で、仲のいい子たちが「すごく心配した」とか「昨日来てなくて寂しかった」などを口々に言ってくれたことだった。そこでなんとか持ち直して、あわや不登校という局面は乗り越えた。
そんな三学期ももうすぐ終わる。



次女の髪は私が切っている。映画「レオン」のマチルダのような姫カットのボブ。
色白で小柄で、「妖精みたいな子やね」なんてたまに言われる。
私は韓国のアニメ「ポンポン ポロロ」の中の一員にこの子がいてもおかしくないなと思っている。
フワッとしてて、空想が好きで、お絵描きやものづくりに没頭したなら何時間でもそれを続けられる。自分の世界を持っていて、基本的にいつでも機嫌がいい。

身体を動かすことも好きで、特にスイミングは好きらしい。
スイミングは幼稚園のときに園から週に一回通っていたのが楽しくて、小学校に上がっても続けたいというのでさせている。
この一年でクロールと背泳ぎを25メートル泳げるようになった。娘が泳いでいる間、私はガラス越しの見学スペースで本を読んだりしながら待っている。時々、娘の泳ぎを確認する。泳いでる時の娘はとてもしなやかだ。私はあまり泳げないので、こんなふうに泳げたならさぞかし気持ちいいんだろうなと思って見ている。

昨日、次女とお風呂に入っていた時、突然「オンマ、これから悪いことを言おう」と言われた。悪いこと??と、何を言ってるのか理解できずにいたら、いきなりそれは始まった。「じゃあ、始めるね。人を殺すこと!次、オンマの番」。ああ、そういうことね、と理解し、「万引き」と答えた。
次は娘の番。「わかってて毒の入った薬を飲ませること!」。え、なんか具体的な殺害方法やんと戸惑い。
結局、ラリーはしばらく続き、私が「いじめ」や「詐欺」と言うのに対し、娘は「棒で頭を思いっきり殴る」とか、なんだか具体的な感じで答え続けて終わった。

正直、次女の考えていることはよくわからない。
体操教室でも、先生が子どもたちを集めて「全力を出すことが大事」と説いたとき、ハイッと挙手して、「あの、全力を出しすぎて魂抜かれたらどうする?」と大真面目な顔で質問していた。先生は膝から崩れ落ちながら、「大丈夫です!!」と答えてくれていた。

小学校入った頃ってこんな感じだったかなぁ?と考えてみるも、よくわからない。次女は私とも違う。
人見知りで内向的だった私(今もだけど)とちがい、次女は社交的で誰とでもすぐに打ち解ける。
自由奔放で気ままなのでよく人から叱られてもいるけれど、でもなんか憎めないというか、天性の人たらしともいうか。
学校の学習発表会を見に来た他の親から、「なんか目を引くものを持ってるよね」と言われるのもなんとなくわからなくはない。
不思議なオーラ。あれは何やろう。何か持ってる気がする。
娘の正体は本当に妖精なのかもしれない。



毎日いろんなことがある。
世界も日本も不安定で、この先を考えると不安が募ってきてしまうときもあるけれど。
子どもたちができるだけのびのびと生きれますように願い、見守っていけたらと思っている。
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月の花

6つになった娘の卒園祝いの会があった。
和気あいあいと会は進んで無事に終わり、後片付けも済んで、さあ帰ろうかとなったとき、娘の姿が見当たらない。
どこに行ったのかと探すと、園庭の隅っこにいて、声をかけると勢いよく飛び出してきた。
その手には黄色い小さな花が握られていて、「このお花、持って帰ってもいい?」と言うので、いいよと答えた。

自転車で帰る道すがら、後ろの座席に座った娘が園庭の隅の思いもよらないような場所でこの花を見つけたということなんかを楽しげに報告してくれる。
そして、「このお花はね、きっと名前があるんだろうけど、ちょっとわからないから"お月さまの花"って呼ぶことにした」と。

家に帰り、小さな花用の小さな小さな花瓶を戸棚から取り出し花を飾った。娘は満足げだった。
ところでこの花は実際のところ何という花なのか気になり、調べてみたら、恐らくは水仙であると出てきた。
水仙というと、私の中ではもう少し背の高い花のイメージがあったのだけど…。
ああ、そうか、娘の切り取ったのが長い茎の先端の部分なんやなと思い直した。

それにしても花瓶に入った水仙をマジマジと見てみると、お月さまの花というのはなかなか素敵なネーミングだなと感じる。
たしかに月ってこんな色をしてるもんなぁ。
とはいえ、この花は本当は水仙って言うんよと教えた方がいいかな…?
んー…いや。
この花は水仙って呼ばれてる花なんだけど、私たちの中ではそのままお月さまの花と呼ぶことにしようと伝えよう。
娘はきっとニッコリしてうなずくと思う。

そんなお花があってもいいよねという話。



娘たち。

上の子がもう8つだ。
しっかり者で頑張り屋さん。真面目で落ち着いていて、何より優しい。

どんなお菓子でも妹と分け合って食べようとするし、綺麗に二等分できないときには必ず大きい方、多い方を妹にわたしてあげられる。
妹が叱られてシュンとしていたら、「さっき見せてくれた絵、すごい上手だったよね」なんて言って妹の良いところをさりげなく褒めて元気づけようとする。

私は自分が三姉妹の長女に生まれ、幼少時、姉として妹たちに譲ることを半ば当然のように強いられてきた経験から、上の子には一切「お姉ちゃんなのだから」というような台詞を言わないようにしてきた。でも彼女はちゃんと姉として妹を慈しみ、助け、支えてくれている。
すごいなぁと思う。



下の子は自由奔放で天真爛漫な5歳児だ。誰にでもニコニコと話しかけていき、どこでもすぐに馴染む。天性の社交性を持ち、甘え上手。

でも、あまりのマイペースさについ叱ってしまうことも多い。今日もそうだった。しまじろうの幼児用学習教材をさせるのに、全然真面目に取り組もうとせず、ついに「もうそんなんやったら何もしなくていいわ!」となかなかの剣幕で言い放ってしまった。

それからしばらくして少しほとぼりが冷めた頃、彼女がニコニコしながらやってきた。「オンマ、にらめっこしよう?」。睨めっこしましょ、笑ったら負けよ、あっぷっぷ!と言い切る前に、自分が既に笑いだしてしまっていて勝負にならない。何がそんなに面白いのか、とにかくゲラゲラ笑っている。それを見てるこちらもつられて笑ってしまった。

ひとしきり笑った後、お風呂に入ることにした。私が「着替えを持ってくるわ」と言うと、「あ、オンマは待ってて!」と急いで私の分の着替えまで取りに行ってくれる。お風呂の中では背中を洗ってくれるサービスまで。お互いに洗い合いっこをして一緒にくっついて湯船に浸かった。

いつもこんなふうに叱ってしまった後は、あちらから上手に仲直りをしにきてくれるのだ。ごめんねとは言わないけれど、そんな気持ちがあることを伝えてくれる。本当はちゃんとしたかったの、と。



去年の今頃のこと。鶴見緑地公園にコスモスを見に出かけた。二人とも大はしゃぎで跳び回り、いつものごっこ遊びを始めた。

「まぁ見て!素敵な花がいっぱいよ!コスモスというのよ!」「素敵ねぇ、いろんな色があるわ!」。どこのマダムかと思うような口調で盛り上がる幼女二人。
そのあと、少し離れたところで見ていたら、枯れたり萎れたりしている花の前で二人ずっと佇んでいる。どうしたのかと近づくと、こんな会話が聞こえてきた。
「枯れてしまって可哀想なお花…!」「この子も枯れてしまっているわ!なんて可哀想なの!」。咲いてる花よりも枯れた花が哀れだと嘆く会話を繰り返していた。その後も萎れた花を探しては「この子も可哀想…!」と。綺麗に咲いてるお花も見なよと言いつつ、思わず笑ってしまった出来事だった。



親バカだけど、二人とも本当にいい子だなと思う。私は子どもに支えられて今を生きてるようなものだ。
最近、つらい気持ちになることが多かったけど、二人のことを考えてしっかり生きようと思う。

忘れっぽい私はすぐに忘れてしまうから少し書いてみた。

小さな犠牲者たち

コロナがまた猛威をふるってきて、病院の中が落ち着かない。
みんなが疑心暗鬼になって、誰それの家族が罹患したらしいとかそんなヒソヒソ話ばかり聞こえてくる。
本当に、なんて世の中だ…!と思ってしまう。

先週末から下の子が風邪をひいている。
鼻詰まりと咳と。
熱はときどき。
微熱。
保育所の先生たちが頻回に熱を測っては、ちょっと長引いてますよねと言う。
その話を私にする際、園長は私の斜め前方3メートル先にいた。
医療従事者である私は完全にコロナ罹患を疑われてしまっている。
なんとしても濃厚接触するまいという気概がひしひしと伝わってきて、心の中で苦笑いしてしまった。

早生まれで産まれた下の子は身体が小さくて、風邪をひいたら大体一週間はグズグズと引きずる。
うちの子に限らず子どもというものは本来、そんなふうに何度も風邪をひいては病原体に打ち勝つ過程を経て強く成長するものだと思うのだけど、今は"三日以内に治らないといけない"圧を感じる。
長引くのがコロナの特徴でもあるから。

個人的にコロナの一番の犠牲者は、瞬く間に過ぎ去る幼少期を今まさに生きる子どもたちだと思う。



最寄駅着がもうすぐ。
何はともあれ今日も自分のできることを粛々とやるのみ。
頑張ろう。

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